ホロのぐらふぃてぃ履修の手引き

ごあいさつ

 『ホロのぐらふぃてぃ』は、バーチャル京都大学では選択必修とされる重要な科目の一つでありながら、諸事情によってその円滑な履修は困難を極めるのが現状です。執筆者としては、みなさんが正しく『ホロのぐらふぃてぃ』を履修し、その理解を深められることを願っており、本稿を執筆するに至った次第です。この履修の手引きが、学生のみなさんが視野を広げ、自身の学識をより豊かにされる一助となればと思います。

『ホロのぐらふぃてぃ』について

 『ホロのぐらふぃてぃ』(通称『ホロぐら』)とは、ホロライブ公式チャンネルで毎週日曜日に配信中の3Dアニメである。YouTube日常系アニメ番組ブランド「ホロアニメ」第一弾である『みこのつとめっ!』の後を受け継ぎ、「ホロアニメ」第二弾として2019/5/5に第1話が投稿された。

 

『ホロのぐらふぃてぃ』動画一覧

 ホロライブ非公式wiki「公式チャンネル【動画一覧】」参照のこと。出演タレントごとに絞り込みも可能である。

 

『ホロのぐらふぃてぃ』公開場所一覧

 『ホロぐら』をYouTube上で全て視聴することができれば全く問題ないのだが、残念ながら2023年4月時点で55話以前の『ホロぐら』のうち27話が非公開となっている。そこで、ホロライブ公式チャンネル作成の再生リストからはじめ、YouTubeniconico・bilibili動画を通して、違法アップロード動画などを利用すること無く『ホロぐら』の全てを履修する方法を紹介していく。

① 【3Dアニメ】厳選ホロぐら【3D-animation】(公式YouTube再生リスト)

【3Dアニメ】厳選ホロぐら【3D-animation】 - YouTube

 ホロライブ公式チャンネルが作成しているこの再生リストには、計147本の『ホロぐら』が追加されている(詳細不明の非公開動画が1本含まれているため、公開動画は146本)。基本的には56話「アニメ】1分でできるリモート筋トレ!」以降の『ホロぐら』が"ほぼ全て”入っているのだが、管見の限り以下の6本が不足していることを指摘しておきたい。

 

※公開が新しい順

【アニメ】君たちは今回で打ち切りなんだよ…… - YouTube

【アニメ】世界征服はじめました【holoX】 - YouTube

【アニメ】PSO2 ニュージェネシスの世界で大暴れ!うおおおお! - YouTube ※概要欄では、「本日はホロぐらの代わりにPSO2ニュージェネシスコラボのショートアニメ!」とされており、厳密には『ホロぐら』ではない。

【アニメ】みんなが注目したシーン【総集編】 - YouTube

【アニメ】カレーメシVSホロライブ - YouTube

【アニメ】大事なソロライブが中止!?【湊あくあ/ホロライブ #出張ホロぐら】 - YouTube ※「Aqua Ch. 湊あくあ」に投稿された出張版

 これらのうち、1本目と2本目はおそらく単なる追加し忘れである。3本目と6本目については註のような事情から追加されていないのであろう。4本目は総集編であること、5本目は案件関連であることがその理由として考えられるが、当該再生リスト内には他二つの総集編が存在すること、また【アニメ】これが地上波で流れたってマジ?【地上波CM記念】 - YouTubeは追加されていることから、どのような事情によるものか明らかでない。

 

② ホロぐら集(執筆者作成のYouTube再生リスト)

ホロぐら集 - YouTube

 タイトルに「厳選ホロぐら」とあるように、公式再生リストはYouTube上の『ホロぐら』を網羅しきれていない。そこで執筆者が作成したのが、YouTube上に現存する『ホロぐら』関連動画を遺漏なく集めた(はずの)上記再生リストである。公開日(古い順)でソート、最新動画も順次追加している。なお、手作業かつ目視で追加・確認を行っているため、抜けがあればぜひ指摘して欲しい。

 したがって、YouTube上の『ホロぐら』はこの再生リストで完結できるが、非公開となっている『ホロぐら』は当然視聴不可能であるため、その対応策となりうる外部サイトを次項以降に記す。

 

③ 【生放送アーカイブ】ホロぐら全話見るまで帰れません!【全員無料】(ニコニコ公式ch)

【生放送アーカイブ】ホロぐら全話見るまで帰れません!【全員無料】 - ニコニコ動画

 上記動画の概要欄に

ホロライブ所属VTuberの3Dアニメ「ホロのぐらふぃてぃ」を一気におさらい!?
いままでの49話+αを、どどーんと全話一気に放送しちゃいます!
あなたも一緒にクイズに答えながら、アイドルたちの日常を楽しく振り返ってみませんか?

とある通り、『ホロぐら』の1話から49話までを、夏色まつり、天音かなたが同時視聴した企画。純粋な映像ではなく、二人の反応なども入ってしまうが、クイズを交えながら楽しく履修することができる。

 すなわち、この時点で49話「【アニメ】◯人間コンテスト!」までの『ホロぐら』は全て視聴可能であり、前述のYouTube再生リストと合わせると、50話から55話の間で非公開となっている以下の5本以外は視聴可能となった(リンク先はYouTube)。

50話 【アニメ】アイドルに忍び寄る不審者の影……

51話 【アニメ】絶対に触りたい!

特別編 【アニメ】ホロぐら一周年!いろんなことがありました【ホロライブ】

52話 【アニメ】フォートナイト【第五人格】

54話 【アニメ】これが新時代の食レポじゃ!

 

④ 『ホロのぐらふぃてぃ』【holo的涂鸦】(bilibili公式ch)

hololive的个人空间-hololive个人主页-哔哩哔哩视频

 bilibiliには、予告編(上記再生リストには含まれていない)から72話までの『ホロぐら』が”全て”現存する。中国語字幕が表示されているというわずかな問題もあるが、ここに我々は『ホロぐら』の全てを履修する術を手に入れた。なお、bilibiliでは高画質版の視聴など一部機能が会員限定となっているが、360Pならば会員登録せずとも視聴可能である。

 また、概要欄ではそれ以前に投稿された『ホロぐら』について、「第〇集」と話数がカウントされているが、YouTubeでは特別編扱いされている「【大惨事】万策尽きたー!!」を「第七集」とカウントしているため、YouTubeでの7話以降からは数字が一つ増えている点に注意が必要である。

 

履修ルートのすすめ

 『ホロぐら』の履修順としては、やはり古い順に話を追っていくのが最良である。しかし、一部非公開となっていることから、話数にこだわりすぎないことも円滑な履修に役立つ。以下に、履修のモデルルートを示しておくが、いずれのルートを通ってもさほど変わらないので各自好みの方法を用いればよい。

 1話から順に視聴する場合は、好みに応じて③および④を用い、54話までの視聴を完了したうえで、②の55話から再生するのが楽だが、画質などの点から若干の問題がある。

 順序に加えて画質や元の映像であること重視するならば、②を用いて1話から視聴しつつ、適宜非公開動画を④を用いて視聴するということになろう。ただし、かなり手間がかかることに注意されたい。

 順序を若干入れ替えてもよく、かつどの動画が非公開であったかを確認するという手間を厭わないならば、②を一通り再生したうえで、非公開27話分を④で視聴するのがよいだろう。

 

追記(2023年6月24日)

 2023年6月24日時点で新たに5つの『ホロぐら』が非公開となっていることを確認したので、当該動画を以下に記しておく。

【アニメ】強奪事件(77話、2020年10月25日)

https://www.youtube.com/watch?v=ob_atuYtldQ

【アニメ】こうなったら破壊するしかねーよ!(78話、2020年11月1日)

https://www.youtube.com/watch?v=7FDwTV2AanI

【アニメ】何やってんの?(79話、2020年11月8日)

https://www.youtube.com/watch?v=Mbf2qj8Amxg

【アニメ】助けて!焼かれる!(81話、2020年11月22日)

https://www.youtube.com/watch?v=hlH6iNcEvq8

【アニメ】捕まりました。(126話?、2021年10月3日)

https://www.youtube.com/watch?v=M23vq8vx9ZM

 

 なお、これらの『ホロぐら』は全てdアニメストア版に収録されており、アマプラでも視聴可能である。

 

さいごに

 これまで、『ホロぐら』を履修するための方法を示してきました。『ホロぐら』は1話あたりわずか1分半程度という短さであり、初学者に優しいことがその特徴であるいっぽうで、学習者からも度々「意味不明」という言葉が発せられるとおり、その正確な理解に多大な労力を要する奥深いものでもあります。みなさんがこの履修の手引きによって十分な予習・復習を済ませ、『ホロぐら』を学び続けられることを期待しています。それでは毎週日曜日18時、ホロライブ公式YouTubeでお会いしましょう。

 

おまけ

・『ホロぐら』テイストのボイスドラマらしい。告知なく販売が終了される可能性はあるが、いつでも購入できる。

第12R「VTuberえべっさん選手権」ホロのぐらふぃてぃお正月特別エピソードボイス – hololive production official shop

 

・幕間に『ホロぐら』のような3Dアニメが流れる。ライブそのものも必見。

 

(記事執筆: 黒影海老)