V.W.P 1st ワンマンライブ「現象」を観測した話

はじめに

皆さま初めましての方は初めまして、そうでない方は前回の記事を読んでいただきありがとうございます。京都大学バーチャルYouTuber同好会の観測者(の一部集団)です。今回、4/15, 16に行われたV.W.Pによるライブ『魔女集会』『現象』を観測した会員が一定数いたので、分担しながら感想記事をまとめることにしました。本記事は『現象』の感想記事です。オタクたちによる思いの丈を各々の言葉で書きましたので楽しんでいただければ幸いです。

なお、『魔女集会JOINT LIVE』の感想記事は下記リンクから読むことができます。もしよろしければどうぞ。

 

会員紹介

・すとら:魔女集会・現象が初の神椿ライブという新米観測者。城垣の豪運によって立ち見最前列のほぼど真ん中という最高のポジションで観測させていただきました。アーカイブでは見れないような魔女たちの細かな動きを逃さないようにしようと目を凝らしていたので、僕の担当パートは魔女たちの動きにまつわるエピソードが多いかと思います。次は他の観測者にも、最前列ど真ん中で見る興奮を味わってほしいです。あれはヤバイ。

・城垣:現象ではプレミアムエリアチケットを2枚引き当ててしまい,さらにプレミアムエリアの中でも一番前のほぼ真ん中の席を当ててしまいました。前の方.........ヤバかったです... 8月の不可解参(狂)のチケットを獲得できる運が残っているか分かりませんが,最前ブロックのチケットしか狙えなくなりそうです。

・Fal:普段は観測者界隈にいるヰ世界情緒のオタク。魔女集会に続いて本ライブに現地参戦した。一般のそれも超後ろ(20-39)の席で見ていたので魔女たちの表情を拝むことはできませんでしたが、煌めくレーザーライトや演出の全体を遺憾なく拝むことができたので満足ですし、なにより会場での観客の圧倒的一体感がやはりたまらなかったです。

lain:魔女集会は配信で見ましたが、現象は現地参加できました。現象は京V同から4人が参加したんですが、そのうち3人がプレミアチケットを当て、しかもその全員が立ち見可能席の最前席でした。自分は中央からは少し左にそれていたんですが、目の前がバンドメンバーとスピーカーだったため直接音圧を全身に浴びることができました。やはり身体で音楽を感じられるのは現地ならではのメリットですね。

・おおいし:魔女集会に引き続き、現象も配信で観ました。現地で観たい…現地で観たい…と思っていましたが、もう割り切って「配信だから声出してはしゃげるもんね!」と思って楽しみました。その様子が少しでも伝われば嬉しいです。

・cytokine :初めまして、cytokine(さいとかいん)と申します。新米観測者、京V同新入会員、ブログ超初心者です。受験期(12月くらい?)に理芽チの「食虫植物」と出会い、色々あって神椿スタジオに辿り着き、主に理芽チや花譜ちゃんの曲を聴きながら生きてきました。今は「不可解」現地参戦のために力を貯めています。(なぜか締め切り前夜に抜擢)

 

第一部

1.「古傷」

最初は誰かな、どんな曲かな、V.W.Pで盛り上がれる歌…共鳴かなとか思っていたら全部予想が外れて落ち着いたデュエット曲が1曲目でした。

このふたりはV.W.Pの中でも比較的力強い声でアップテンポの曲を歌う印象で、こういうしっとりした歌はあまり聴いたことがなかったのですが、声の芯はそのままの優しい声の安心感が…癒される…

背景は手書きフォントの文字に少しノイズのかかった映像でメッセージ性のある歌詞に合っていましたし、全体を通して弦楽器の音が綺麗でヘビロテしたくなりますね…すき…しかも優しい曲なのに所々聞こえるターンテーブルがいい味を出してて聴いていて気持ちよくて「これがライブならではか~!イイネ!!」の気持ち…

あ~と~さ~あ~?ラスサビでふたりが見つめあうのヤバない???Pさんよぉ~、オタクくんの趣味分かってんじゃ~ん!!とりま握手しようぜ… (おおいし)

2.「牢獄」

この不穏なイントロは・・・牢獄だあああああああああああああああ!!!!過去のライブでお披露目されて以来、毎度観測者を強火で焼き尽くしているバチバチにカッコイイ曲・・・!背後の絢爛すぎる牢獄でたゆたう金魚と舞う蝶々・・・紅を主体に会場を染め上げるレーザーライト・・・そして何より強大な火力で歌い上げる春姉とそこに美しい闇を添える情緒ちゃん・・・殺意満開であまりにも最高・・・!

 生で春姉のえげつないラップおよび「頭が高いぞ」が聴けて本当に幸せでした。見るたびにかっこよさがどんどん洗練されていて本当に満足度が高いです。大好き。

(そしてしれっと作詞にBOOGEY VOXXのFraさんが関わっていることを後で知りました。納得のクオリティ。) (Fal)

3.「泡沫」

うっっっひょぉーーー!!出だしからわかる、これ、好みにドストライク!!!と思ったらこれ作ったの廉さんジャーーーン!廉サンチワッス^^あなたの曲好きッス

こういう不安定な歌詞の歌に対して理芽サの声の相性凄いしお情は感情を乗せて歌うの上手すぎるしこのふたりのハモリが物凄く綺麗だしでもう…アーテリーギアの中だけでなくもっと広く聞かれて欲しい一曲だなぁとか思ってたら後奏のギターかっこいいしここで理芽チとお情が見つめあってるし…もう既にライフがゼロ…これでまだ3曲目なんですか、へぇ… (おおいし)

4.「魔法」

前の3曲の流れから,来るのは花譜理芽コンビの歌...という中でライブではお馴染みになっている最高の楽曲を投げてくれました!

合唱という表現が適切のような花譜ちゃんと理芽ちゃんの歌声の掛け合いが美しい楽曲で,ライブではさらに横に並んで歌う花譜&理芽を見ることのできるてぇてぇが加速する楽曲です。曲の内容も魔女や魔法を連想させるような歌詞で,Pさんやカンザキイオリさんが音楽と魔女の関係性をどのように考えているのか,なぜ歌うV.W.Pの5人を魔女として集めたのかが少し分かるような曲にもなっている気がします。実際にV.W.Pのオリジナル楽曲として最初に公開された楽曲であるので観測者だけでなく,Pさん達にもちにも様々な思いがあるのだろうと勝手に思っています。

「魔法ってさあ やっぱり素敵な言葉だよね」(KAF I SCREAM LIVEより)

 

 

 

 

.........ところで,急ですが皆さんは推しと目があったことがありますでしょうか?
3年もずっと見続けていた推しとライブで目が合ったことはありますか?

 

冒頭の会員紹介のところでも軽く触れたのですが,現象では立席最前列のほぼド真ん中の席で観戦させていただいておりました。この席で冒頭の「古傷」が始まったときからずっとステージの近さとリアルが感じ取れるバーチャルに感動してただただ圧倒されていました。そしてそんな中で花譜ちゃんが登場するこの楽曲が歌われたのですが...もう…そこに花譜ちゃんが...いたんですよ!!!!!

これが魔法!!!!?????

しかもあまりの近さにただずっと花譜ちゃんを見ていたらやっぱり目が合うんですよ!
花譜ちゃんは曲中で感情を込める際にほんのちょっと下の方を向いてから正面を向いたり少し上の方を見ていたのですが,このほんの少し下の方を向いているときになんか何度か目が合っちゃってしまいました。やべぇ~~~~~~~~~~~!!!!!!

、でこの最初の「魔法」のときだったのですが,花譜ちゃんの歌っている際中の感情表現に手を開いて両腕をまっすぐ前に出すような仕草(両腕の感覚を狭くしたす〇ざんまいのポーズ)がありました。で!!!そのポーズの花譜ちゃんのその先に私がいて!!その感情のこもった仕草の瞬間に花譜ちゃんと目が合って!!!!!!ひゃあ~~~~~~~!!!!!!!!死ぬが!?これでまだライブ序盤!!!???

 

みなさんもぜひ,不可解参(狂)では最前エリアチケットを当ててバーチャルな推しと目を合わせるという実績を解除しましょう。私も頑張ります。(城垣)

5.「共鳴」

イントロの時点で最高、初めて聞いたときに自己紹介から始まって「!?!?!?!?」となった、私にとって記憶と思い出に残る一曲です。ここからオタクのキモい文章が約4000文字続きますので、飛ばして宣戦の感想を見ることをおすすめします。

イントロ部分の簡単な振付でさえ5人のダンスに差が出ているところが可愛いですね。個人的にはヰ世界情緒さんの全身を使ってるところが好きです。身長差がある分意識してやっているのか、それともソロの時から比較的踊る方であるところが起因しているのかはわかりませんが、可愛いので最強です。花譜さんのソロパートから始まり、「どう見える」のところで覗くようなポーズをするなど、歌詞に紐づいた身振り手振りが印象的でした。ちなみに、このパートの理芽さんの体をしならせながらステップを踏むのが本当に可愛くてやばいです、無理。

理芽さんのソロパートでは踊るという感じではありませんがしならせるような動きと首を傾げるしぐさが最高に可愛いです。一方で先ほどはソロパートだったためステップを踏んでなかった花譜さんの”ステップ感のないステップ”が最高に花譜さんを感じられて良いです。力強い歌声から始まる幸祜さんのパートは全身を使った身振り手振りも相まって訴えかけるような歌声がとても良かったです。

また、ここでは「モンタージュタイム」に合わせて全員がジャンプするときに花譜さんがめっちゃ飛んでたのが印象的です。楽しそうに歌っているのが感じられるのは良いですね。サビに入って、現地では気づかなかったのが派手なレーザーの演出でした。最前列ということもあって見えづらかったのですが、アーカイブで引きの画角で見たときに5色に輝く派手な光がこの曲ならではの盛り上がる感じをさらに沸き立てていてとても良いと思いました。また、サビで欠かせないのは各々のソロ曲を連想させるパートです。最前列で見て感じたのはここの後ろ脚の立て方の違いです。花譜さんを中心に手を集めていく振りですが、花譜さん以外の4人はここで後ろ足を上げています。スッと上げる理芽さん、足を一度上げて突くような春猿火さん、体が横を向くのに合わせてゆっくりと揚げるヰ世界情緒さん、切れよくひねるように上げる幸祜さん、こういった細かいところにも差が出ているのを見れるのが現地最前列の良さだと思います。これを書いている自分普通にきもいですね。詳細は映像で見てください。
間奏部分のふりも個性がよく出ていたと思います。腰から体を左右に揺らす理芽さん、ショートパンツの衣装のおかげで左右の膝を曲げている様子がよく見えた春猿火さん、上半身を楽しそうに揺らすヰ世界情緒さん、隣がヰ世界情緒さんだからということもあってか一番大きく腕ふりをしているように見えた幸祜さん、そして手を軽く握り、踊っているというよりは自分自身が音楽を楽しんでいるかのようにも感じた花譜さん、全員可愛くてとても良かったです。

2番も花譜さんのソロパートから始まり、1番とは違うステップを踏むのですがここでもそつなく可愛らしいダンスを踊るのが理芽さん。ライブを見る前はミステリアスな女性という印象が強かった野ですが、特にこの共鳴(と玩具とTALK EVENT)で可愛らしい女の子という印象が強くなりました、可愛すぎる。また、ここではヰ世界情緒さんから”頑張ってダンスを踊っている感”が感じられ、新米観測者のくせに後方腕組み親面をしていました。続くヰ世界情緒さんのパートでは彼女の優しく包み込むような歌い方を前面に押し出した歌い方と前かがみになって手をこちらに向けたり指さしてくるところで可愛さにおぼれます。また、アーカイブでは映っていないのですがところどころヰ世界情緒さんが膝を曲げるところでやや内また気味におしとやかに膝を曲げるところが可愛いです。

続くのは春猿火さんの本領発揮ラップパート、声を抑えるのが大変なくらい歌声一つで開場を盛り上げてくれて、アーカイブで見ても「万事OK」のところで手を丸にしたくなります。普段のラップでは何かを暗喩するような歌詞が多い春猿火さんですが、『共鳴』ではこれでもかというぐらいわかりやすく直接的な歌詞となっており、それがこの曲らしさの一部となっているのかなと思いました。また、アーカイブを購入した会員で同時視聴した際に言われて気づいたのですが、ヰ世界情緒さんがここの行進する振りで同じ方の手と足を出していてフフッとしてしまいました。ここの行進の大きさも人それぞれといった感じでとても良かったです。「万事OK」のところでは花譜さんが手を丸にしながらこれでもかというくらい盛大にジャンプしていて、楽しんでいるのがこちらにも伝わってきて良かったです。

サビのところでは「言ってみよう」のところで花譜さんが口に手を当てるなど、ここでも身振り手振りを用いた表現が感じられました。また、1番のサビでもあった顎のラインをなぞって右で軽く手を握る振りでは力強く握る人、軽く握る人に分かれるところもよいです。2番のサビのV.W.Pのこれまでの曲を振り返るところでは、理芽さんのポーズが造形美と言わんばかりの美しさを誇っていました。滑らかにというよりはピタッと止まるように切れよく”あのポーズ”(日本語で表現できませんでした、観測者の皆様ならわかってくれるはず……)になった理芽さんはまっすぐ立てられた左足からも活発でスポーツが好きな女子大生という印象を受けますが、左ひざを内側に曲げている様子や両脇を閉じるような形でおしとやかさが感じられ、それでいて「魔女だとか」は力強く歌われているという、まさしく美しいとしか表現できないこの姿を一度全人類に見てほしいと思いました。気になった方はぜひ現象のBlu-rayが出るのを待って確認してみて下さい。また、ここでヰ世界情緒さんの方を見ると左手を床に平行にするのを忘れており、花譜さんが「よくわからないのに」と歌っている間にこっそり左手を直していることに気づけたのは、立ち見最前列にいたおかげでしょう、可愛らしいですね。なお、名前は伏せますが他の会員が「エジプトの壁画の文字みたいなポーズ」と言っていました。

ここで突然曲調が変わり、比較的普段のV.W.Pのような曲へと姿を変えます。歌詞もこれまで描かれてきた物語の暗喩のような表現が散見され、歌い方もいつもの魔女たちの雰囲気に戻ります。歌っている人以外の4人が目をつぶっているのも印象的でした。歌詞の中に意味ありげに散りばめられた図形たちにも目が向いてしまいます。会場の演出も抑えめになっており、まるで別の曲を歌っているかのような気分に陥ります。
そんな思いもつかの間、5人の開眼と同時にハイテンションなサビがまたやってきます。レーザーもド派手なものに戻り、1番や2番のサビと同じ雰囲気かと思いきやそんな事は無く、ハイテンションな中にも間奏部分の雰囲気のような、訴えかけるような何かを表現するような歌い方が隠れているように私は感じました。また、ここのサビの見どころの一つである”これまででは曲のタイトルに絡めた歌詞だったパート”、5人バラバラな動きだからこそそれぞれの個性が一番強く出ているところだと思います。個人的に一番好きなのは幸祜さんの「見たくないから」の振りです。わかりやすく目を覆うような振りが幸祜さんらしいと感じました。でも、正直5人それぞれの動きについて語りたいと思うくらいには五者五様でどれも好きです。その後の「何も考えないで」の時に春猿火さんが頭を抱えるような、目を覆い耳をふさぐようなしぐさをしているのが印象に残ったことを覚えています。

また、この曲の個人的に好きなポイントの一つとして、最後のラスサビに入る瞬間の花譜さん一人の「レッツシングアウトボーイ」の力強さです。一人目の魔女として、V.W.Pを引っ張ってきた花譜さんの力強さを感じられる瞬間でお気に入りです。このサビの歌詞である「愛があれば私たち最強なんだから」という歌詞は一つのアーティストグループとしてV.W.Pが最強であると同時にこれからも最強であり続けるという宣言のように感じられ、加えて”愛”というこのライブの中でもにしてきた言葉を用いてこの表現をしているところが好きです。また、今回は全員共通で手を開いて正面に向けるポーズの”これまででは曲のタイトルに絡めた歌詞だったパート”、ぜひBlu-rayが発売されたときには不可解弐Q2Rebuilding・魔女集会・現象で見比べてほしいと思います。五者五様・三回三様といった感じを私は受けました。最後のカーテシーも個人的にはV.W.Pらしくないという風に感じましたが、なぜかこの曲のラストには似合ってしまうという不思議さがあります。他の曲でカーテシーをしても違和感が残ってしまうでしょう。それだけ、この曲はV.W.Pの中でも異質な一つだと思います。最後の「yeah」では、一番小さいヰ世界情緒さんが飛び跳ね、花譜さんも膝を使い全身を使って右手を掲げます。一方身長が高い春猿火さん・幸祜さんは堂々とした裁ち住まいで右手を高く掲げます。そんな中理芽さんは、右ひざを入れた立ち方をされていました。まるで日常的にそんな立ち方をしているかのような、かっこかわいい理芽さんが最後の一瞬にも映っていました。

まとめると、「『共鳴』は最高!!!!!!!!!!」以上です。言葉は尽くすだけつくしました。私の『共鳴』への愛を感じていただければ幸いです。(すとら)

6.「宣戦」

続いてのV.W.Pの5人楽曲は「宣戦」でした~

V.W.P5人で歌う曲で特に好きな楽曲の1つでした。曲全体を通じて歌詞のリズム感がクセになるようで口ずさみたくなるようで最高なのに加え,その特徴的なリズムを5人の魔女が自分特有の歌声で歌い上げているところからV.W.Pの良さがひしひしと伝わってきます。あ~~~~ライブで聞けて良かった~~~~~
そしてサビで5人全員の歌声で伝える「人生全部フィクション」という歌詞とそれに続く一連のサビパート。神椿らしさ,もっと言えばV.W.Pらしさの1つを端的に表すのに最適な場面の1つのように感じます。ライブというリアルなイベントでバーチャルの音楽の最前線を走るV.W.Pをまじまじと見せつけられたような気がしました。

あ~~~~~~~~~~本当に聴けて良かった~~~~~~~~~~~ (城垣)

 

7.「祭壇」

Gyazo

MV出してくれないシリーズのうちの1曲です。個人的にはMV出すとしても最後の方になるんじゃないかと勝手に踏んでいます。

共鳴、宣戦と来ての3連続目のV.W.P曲です。旋律の美しい弦楽器と相まって落ち着いた曲調になっています。こんなに弦楽器が出てくるのはもうオーケストラなんよ。暴れがちなレーザー君もおとなしくしています。レーザーの色をは5人それぞれのテーマカラーを表しているんでしょうか。「この景色が新時代の幕開け」や「私たちとつながる」という歌詞はライブそのものを表しているかのようでしみじみします。(lain)

 

8.「電脳」

イントロのターンテーブルによるアレンジが印象的だった『電脳』は、一曲を通して”V.W.Pを代表してきた曲の一つといえるだけの完成度”をぶつけられたという印象でした。理芽さんの静かながらも感情こもった入りから幸祜さんの大声ではないものの力強さのある真の通った歌声、花譜さんの一言ずつ表現を変えているかのような訴えかける歌声からサビに入り、2番では春猿火さんによる言葉のアクセントが印象的なパートからヰ世界情緒さんの優しく包み込むような広がる声とそれぞれのソロパートに五人の魔女の良さが出ていたと思います。しかし、それを上回るのがサビの5人による歌唱で、YouTubeの音源では5人の歌声という印象だったのですが、今回の電脳のサビは5人で一つの歌声という印象を受けるくらい調和しており、確かに5人の声を聞き分けることはできるのですが、5人の声が絡みついたような、5本の光ではなく5本の光が重なってできる一本の光が届いているかのような印象を受けました。とてもすごかったです。
また、個人的に『電脳』のパート分けが好きで、サビの5人パートに入る前が必ず花譜さんということで、花譜さんの元で集まる5人の魔女という印象を受けます。それと同時に細かくパートが分かれているわけではないので、先述したようなそれぞれのソロ歌唱の良さも体験できる個人的に好きな曲です。これを生で聞けたことが本当に嬉しいです。(すとら)

9.「言霊」

Gyazo

 

年末年始にかけて神椿/V.W.P展にて先行公開された曲です。筆者も神椿展に行ったのですが、平日の中途半端な時間に行ったところ、あまり人がいなったので1人で5連続くらい先行公開MVを聞いていたのを思い出しました。

MV版ではカワサキさんによる圧倒的な表現力と、仮想世界で己の存在証明をしようと魔女たちが必死に歌っている様子に心打たれます。更に、「現実世界」にいる魔女たちの存在や歌詞にグリッジ表現が入り、「仮想世界」の住人である彼女らの存在の不安定さが如実に表現されています。しかし現象では「現実世界」で一切のノイズが混じることなく魔女たちは言霊を歌いあげてくれました。確かに魔女は偽物かもしれないけれど、目の前で「言霊」を歌ってくれたこと、それを見た観測者は心を打たれた事それ自体は本物何だなと改めて思い知らされました。 (lain)

10.「輪廻」

ピアノとバイオリンによるしっとりイントロに春姉と幸祜ちゃんの力強い歌声・・・さぁいくぞ・・・「掴み取れぇーーーーっ!!!」(腕を振り上げながら)

アニメ「マブラヴ オルタネイティヴ」にてOPテーマだった輪廻がバンドアレンジされて火力マシマシMAXで降臨。ギターのキマりっぷりが現地で聴いていて大興奮でした。各々も全力で気持ちよさそうに歌ってるのがたまらなく好き・・・そして情緒ちゃんのソロパートで一旦しっとりするのも大好き・・・魔女集会のトリでも歌われたけどまた聴けて嬉しかったし、やはり色んな意味で「無敵」すぎる、最高にアツくなれる最強の曲でした。ダークな世界観で強く希望を叫び続ける曲って良いよな・・・

(どうやら7月より開始するらしいマブラヴの再放送でacoustic ver.でEDテーマになるらしいですね!そちらも聴きたさが・・・!)(Fal)

第二部

11.「残火」

多くの観測者から「劇場版」「第1話」などと言われるアニメ映像を着席して見ていた我々の前に現れたのは花譜さんと春猿火さん。魔女の派生曲の一つである『残火』から「現象」第2部が始まります。

『残火』というタイトルの通り赤を基調としたレーザーと火をイメージさせる映像演出とともに繰り出される二人の歌声はまさしく会場を燃やし尽くし、熱気に包んでくれました。イントロから聴こえてくるターンテーブル春猿火さんの曲との相性の良さを物語っていました。タイポグラフィーや映像の演出もかっこよく、個人的には特に煙のように消える文字の演出がお気に入りです。
春猿火さんの真骨頂の一つともいえるラップパートのカッコよさは生で聞くと圧倒されるほどで、無意識に手をたたき始めてしまうほどです。バンドメンバーの盛り上げもあり会場全体が盛り上がっていく感覚がありました。

また、この曲はサビのラストが「無限に」で終わるのが特徴的で、一番では「燃やし尽くす、無限に」と言っていたのに対しラスサビでは「残火から、無限に」と変化しているところが個人的には好きです。一度消えてしまった、消されてしまった熱量を取り戻すために自分の中の小さな小さな小さな火種をもう一度燃やす為のエネルギーをくれる、そんな曲だと私は思っています。

加えて、この曲だけでは無いのですが、「現象」を通して魔女たちが向かい合ってるシーンが散見されます。この曲だけでも最初のBメロとラスサビ前の2度、花譜さんと春猿火さんが向き合っていました。また、春猿火さんのラップパートの間花譜さんがずっと春猿火さんのことを見つめていたのも印象的です。あの瞬間魔女たちの間では我々には聞こえない声が飛び交うような、そんな感覚に陥ります。あそこで魔女たちがどんなことを考え、どんな言葉を交わしあっているのか、理解してみたいと思うと同時におそらくそれはあの場で歌う彼女たちにしかわからないのだろうな、と思ったりもしました。(すとら)

12.「魔的」

ミステリアスで少し不穏な前奏に続くのは.........来ました理芽×花譜の「魔的」です!!私が今回このライブで一番聞きたかった楽曲です!!!わ~い

なかなか花譜ちゃん自身の曲にはない一方で,理芽ちゃんの曲ではお馴染みになっているダークさや不穏さを含んだ笹川真生ワールド全開の楽曲です。その中に「なんか全然ピンと来ない!」などといったような可愛らしさが垣間見えます。良ッ!!!

ここ好き!!!

しかもこの曲ライブでさらに強くなる楽曲で,途中のギター演奏が映えるポイントや姉妹のような2人の歌声の掛け合い,そして個人的には最高のメロディを生の演奏で聞けていること,もう最強でした。また8月に聴きたいですね...

…エッこの曲聴いたことない!?それなら現象の再放送アーカイブを観るか理芽ちゃんの1st ALBUM「NEW ROMANCER」を全部聴いてきましょう。きっとシアワセになれますよ。(城垣)

13.「素的」

Gyazo
お次は笹川さんによる新曲です。 筆者の手元にまだパンフが届いていないので確認できていないのですが、パンフでは素的を素敵と誤字っているという噂を耳にしました。

笹川さんの曲は言語化するのが難しいですが、どことなく無重力空間に揺蕩っているような不思議な感覚があります。素的もそうだったので笹川さんの曲かなと思ったら案の定そうでした。ゆったりした曲にギターがいいアクセントを加えています。理芽ちと笹川さんの曲はよく合いますが、テーマカラーや歌声で意外とシナジーのある幸祜さんの力強い歌声も重なって素敵な雰囲気になっています。

p.s 下書きを書いた数日後、筆者の家にパンフが届き確かに誤字っているのを確認しました。運営しっかり休んでくれ~。 (lain)

14.「刻印」

ドラムが心地よい,疾走感のある前奏に続いて来たのはヰ世界情緒×幸祜の「刻印」です!

パワフルな歌声の一人称「ボク」のお情めっっっっっちゃ良くね...!?

マグネタイトさん独特の疾走感のあるリズムが全面に出しつつ,お情と幸祜ちゃんの歌声に合致した凄まじい楽曲です。力強く感情を込めた歌い方を1つの武器にしているようなお情と,それを補完するように,そして自身の歌声の強さを魅せるように歌う幸祜ちゃんの2人の力で完成された楽曲のように感じます。

そして何と言っても,サビの,このライブ最大と言っていいほどの疾走感のある曲調!恐らく私はこの「現象」の中で「刻印」のサビパートが一番ノリノリだったと思います。そしてこの時に何度か横にいた同行者にぶつかってた気がします。ごめんなさい...まあでもそれ程疾走感のある盛り上がれる楽曲だったということです。きっとご理解いただけるでしょう。(城垣)

15.「深淵」

みんな大好き深淵です。ブラック・サージナイトというスマホゲームのイメージソングに起用されています。
深淵の名に恥じぬ深みのある曲となっています。ライブ版深淵の見どころは何といってもキネティックタイポグラフィ(動きの付いた文字)です。演出そのものが深淵を暗喩しているかのような、両手でカーテンのようなものを引くと顔をのぞかせるするタイトル、大きな羽を力強く羽ばたき浮遊する「深淵」の文字、手をかざすと現れるREVIVEの文字、鎖のようなものにとらわれる「未来」の文字、力強くうち払い離散していく「ドールじゃいられない」の歌詞。そのどれもが美しく、どこか物悲しく、しかしそれでも抗おうとするようなメッセ―ジ性を想像し、見入ってしまいます。 

Gyazo

ちなみに筆者は間奏の時に花譜ちゃんとお情が無言で見つめあうシーンが好きです。(lain)

16.「変身」

bilibiliのスマホゲーム「アーテリーギア」のテーマソングである変身。情緒ちゃんがセンターに立つ(クソデカもこもこハピネスうひょひょひょひょ)この曲は、テーマが化け物になった主人公の回顧であり、非常に味わい深く秀逸で時に切ない歌詞がクセになります。感情移入が上手い5人の歌い方もまた大好きなポイント。演出もサイバーチックで性癖に突き刺さりました。

個人的にこの曲はライブアレンジになった時の顔色の変え方が凄まじく、バチバチエレキギターが炸裂するEDMベースだった原曲に圧倒的なエモさとグルーヴが付与されて襲いかかってきます(特にピアノとバイオリンの効果がすさまじい・・・)。いつも想像を超える解像度の拡張を果たすのでこれだからライブアレンジは面白い・・・今回のライブの場合、ターンテーブルのスクラッチがどの曲でも素晴らしいスパイスになっていて感激しました。個人的に今回のMVPです。大好き。(Fal)

17.「玩具」

も゛ぉ―!!!!理芽チがセンターに移動したときの衝撃が!!!あなたに!!!!わかりますか!?!??!!推しのセンター曲初披露の場に立ち会えた幸せがッッッ!!!もう限界だよ…

とか言って悶えてたらよォ~?歌い始めてす~ぐに花譜タロチャンと理芽チが背中合わせで歌うじゃんか~?もうね、本当にダメです。「そういうのすきもっとちょうだい」しか言えないオタクになってしまいました。このとき自分が「あまりにいいものを見るとびっくりするしかできないタイプのオタク」だと知りました。この感情をどうすればいいんだyo!!!しかもね!しかもね!?この後のお情の「信じて?」の歌い方が「しぃーんじて↑?」って感じでしかも可愛らしい仕草までして大正解すぎてう“あ“あ”あ”a“あ“”あ“A”―――――頭おかしなるわこんなん!!というかもうなってる!!!!これ以上きたらなんかもうダメになる!!!!!

↑「信じて」のお情と背中合わせの二人

背景の映像についても、1番ではあまり色味のない、白と黒とを基調にしたものでしたが、2番になってからは赤と青がメインになっていて、この色だけで理芽チの曲だ!って思わせられるの凄いし、本当に理芽チのための曲なんだなぁって感じられて嬉しかった…
 あ“と”さ“ぁ”!!!!!この曲の!!最後に!!!みんなで背中を向けてからクルッって振り返る決めポーズをしたんですよ!?!?「良」の権化じゃないですかこんなん!!!これだけでも十二分に幸せなのにその後暗転したら彼女たちの笑い声が少ししたんですよ!!!あひゃ~~~微笑まし~~!!! (おおいし)

18.「秘密」

MCパートにて新曲であることが明かされ、ささやくように告げられた『秘密』というタイトル。口を手に当てるようなしぐさもとてもかわいかったです。曲が始まってしまえば先ほどまでのふわふわした可愛さからは一転、かっこよい幸祜さんの美声が響き渡りました。
特にイントロ部分の歌詞は、V.W.Pの曲では珍しいのではないかと思うほど直接的に人が感じる苦しみが描かれており、曲全体を通してストレートな歌詞が多い印象で、幸祜さんらしさを彷彿とさせるものでした。

イントロが終わると他の魔女4人に手を挙げさせるような振りから自らも手を掲げ、ステージ上を左右に移動しながら会場を煽っていきます。たったこれだけの動きの中にも5人らしさが感じられる場面が随所にありました。いつものように脚で大きくリズムをとる幸祜さん、移動中も流し目で会場の方をじっと見つめている理芽さん、体を揺らしながら手を振る春猿火さん、楽しそうに跳ねるように移動し座席に向かってヰ世界情緒さん、そして全身を伸ばしてグッと高くまで手を掲げる花譜さん。歌いだすまでの短い間で煽りと魔女たちの可愛さにやられ、一瞬にして自分の中の熱がよりヒートアップさせられる一幕でした。
歌い始めるとともに綴られる抽象的で直球な苦しみの数々は聞いている我々に深く刺さり、特にこの曲の特徴の一つでもあるヰ世界情緒さんによる「がむしゃら」は会場で聞いていたわたしを震えさせ、さらに盛り上げてくれる力がありました。

演出面で言えば、サビ前に全面が赤いERRORの文字列で埋まるのを会場で見た瞬間鳥肌が立ちました。この曲全体を通してフラッシュやレーザーをふんだんに使った強めの演出が多く、曲自体や魔女たちの歌唱力だけではなく演出も含めてこの曲の力強さを表現しているように感じました。

間奏では、まるでバンドのライブかのような幸祜さんのコールがあり、会場にいる自分もレスポンスの声を抑えることで精一杯でした。会場が発生禁止だったからこそ見れたのは、魔女たちによるとてもかわいいレスポンスでした。魔女集会TALK EVENTで触れられたような「プチョヘンザ」がライブで行われるとは思っておらず興奮しました。ここでも魔女たちは各々の「プチョヘンザ」を魅せてくれましたが、ここで印象的だったのは花譜さんと理芽さんの動きでした。花譜さんは全身を使いノリノリで精一杯腕を振っており、一方で理芽さんは会場の様子をじっと見渡すようなそぶりを見せていました。全員で手を掲げたあの時、V.W.Pの他のメンバーにはない、幸祜さんが五人目の魔女だったからこそ生まれた会場の一体感があったと思います。

曲の終盤、現地では気づけなかったのですが配信を見返してみて、春猿火さんとヰ世界情緒さんが向き合うシーンで二人とも半歩前に出ていることに気が付きました。配信で横からの画角が映るからこその、たった数秒かもしれないけど確かに感じられる魔女たちの実在感そのものです。アーカイブであの映像を見た自分が感じた「そうだよね、春ねぇとお情は両端だからお互いの顔見るにはちょっと前に出なきゃいけないもんね。その半歩が”真ん中に3人が立っている”ことを無意識に表していることに誰も気づいてないんだよね、だってそこにいるのが当たり前だもんね。うわぁぁぁぁぁぁ」という極めてキモい感情は心の奥底に仕舞っておくことにしましょう。
また、この曲を通して最初から最後まで印象的だったのが「幸祜さんが基本目を開いている」というところでした。V.W.Pのメンバーは自分が歌うパートじゃないとき基本的に目をつむっている(ことに会場で気が付いた)のですが、この曲の間幸祜さんはあまり目を閉じていない印象でした。特に幸祜さんは2日間を通して自分が歌っていないパートで目をつむっており、他のV.W.Pのメンバーの歌を聞いているような印象を受けていたので、この曲の間ずっと幸祜さんの目がこちらを見つめて何かを訴えかけている様子に圧倒され、”幸祜さんをメインに制作されたV.W.Pの曲”である『秘密』に対する幸祜さんの強い想いのようなものを感じました。
『定命』をはさんだ後のMCパートにて幸祜さんが『秘密』に込められた想いを語ってくれています。これを聞いたうえで改めてこの曲を聞いて、この歌詞を読んでみてほしいと思います。(すとら)

19.「定命」

玩具に引き続きまさかの新曲!その名も「定命(さだめ)」!!某ターミネーターのテーマを彷彿とさせる出だしから力強い5人の「V.W.P!」のコール!おいおいなんか共鳴に引き続きV.W.Pのテーマ曲になりそうなのが来たぞ・・・!春姉がセンターということはきっと火力が高くて勇敢でかっこいいラップが炸裂する曲が来るに違いない・・・!

うおおおおおおおおおお燃えてるぞおおおおおおおおおおおおお!!!!あっちぃいいいいいいいい!!!!!!!!!!燃え盛る背景に本ライブでトップクラスに絢爛として暴れまわるレーザーライト・・・痺れる音色をまき散らすターンテーブルとシンセとギター陣・・・圧倒的灼熱のバイオレンス・・・!そして案の定リリックも治安の悪い黒さで実に解釈一致・・・V.W.Pの想起され得る世界観に見事にマッチした、反逆の意思を煌めつかせてくれる非常に鼓舞される神曲でした。春姉のラップももちろん強烈で印象的だったし(「どうにもこうにもつまらない 価値観ばっかり振りかざしてる ナイフみたいに尖ってるその考え どこかで見たことあんだよなぁ!」の歌詞も歌い方も秀逸すぎて一生忘れない)、何より声が出せる状態ならあまりにもコールしたすぎた・・・

 

サビ移行前の「テステス マイクチェック」のパートが狂おしいほどお気に入りです。1番は幸祜ちゃん、2番では情緒ちゃんが時に気怠そうに、時に着火剤となるように力強く歌い上げるのがカッコ良く、かわいかったです。(Fal)

 

20.「魔女(真)」

 あ゛――――――――――――!!!!!!!!!!!!!最後の最後に魔女(真)来ちゃった!!!!!!1回どこかで不可解弐の映像をみて5人で歌うサビを聞いて本当に惹かれて必死にフルバージョンを探したけど見つからなかったあの魔女(真)が!!!!!!もう叫んでいいよな!?!?!観測者のみんなもこれから神椿を知るみんなも一緒に叫ぼうよ!!!!!!!!!!5人が移動しつつ前奏が流れてるときの「始まる…!!」感やばいよぉ~泣いちゃうよ~ライブアレンジ最高だしさー弦楽器は美しい音色を届けてくれるしさー、何より改めて5人で並んで歌っているのをよく見るとそれぞれリズムの取り方が違ったり、感情を乗せて歌う時の動きも違ってそれぞれの個性が出てて「この5人でよかったなぁ」って思わずにはいられない…かっこよすぎる
 歌声は期待していた以上に綺麗に混ざり合って本当に感動したし、演奏している皆さんはいい表情するし、後奏の終わり方も「これこそフィナーレ!!」って思わせる魅力があるし本当にびっくりしちゃった…配信勢でこれなんだから現地にいた皆さんの感動たるや…
 最後に一目惚れしてからずっと聴きたかった歌を聞けて本当に嬉しかったです。本当にありがとうございました。 (おおいし)

 

第三部

21.「ロマンチック願望」


 毎度おなじみカンザキイオリ先生の、「ロマンチック願望」です。とてもリズム感があってギターのカッコイイ曲ですね。バンドのカッコイイ演奏とノリノリの幸祜ちゃん(←かわいい)から始まります。

 

 まず、サビの「拝啓、あの日の自分へ。」の所です。ここ、各々が違う振付なんですが、v.w.p.全体でめっちゃ調和してるんですよ。これに限った話でもないですが、彼女たちの繋がりというか調和性にはビックリするばかり。(中盤で各々「痛い。」を歌う所や「しっかり泣いた左腕。」を歌う所もそんな感じです!)

 それと、いつも思うんですが、各々の手の動きにも注目してほしい。歌詞で多用されてる擬音語・擬態語の表現がとても良い。(例えば、春猿火さんの「クルクル」の所とか・・・)ここの部分はどうしても日本語にするのが難しかったので「良い」で勘弁してください()

 

 最後に、「最近、現実を見るんだ。~」に続く、情緒ちゃんの「そんなわけはないわ!」と花譜ちゃんの「死にたい。」の所の伸びが凄い!!!とても綺麗。歌上手過ぎでしょ。(n回言われてる)(当たり前)

 

 見苦しい文章失礼しました。なんとか人間の言葉になっているはず。私の浅い語彙力と感覚、経験では伝えきれてない所がとても多いと思います・・・。是非、直接「全て」を観測してください!(cytokine)

 

追記

 第三部冒頭の理芽チの「歌っちゃいますよ?いいですか?」←これかわいすぎませんか???(一度目の絶命)そのあとの情緒ちゃんの「いいですか?」からの皆の「いいよ~」もかわいい。(二度目の絶命)

 

22.「自由に捕らわれる。」

来ましたね!!正真正銘最後の曲、「自由に捕らわれる。」!
 実はこの曲が第三部に追加されるものだとは知らずに偶然最近よく聴いていて、思春期特有の尖った感情や思想からくる、人生の短い期間に対する生きにくさを中心に据えたのが「命に嫌われている。」だとすると、この曲はその思春期(≒中高生)を終え、親などの縛りから解放され、(形式的な)自由とそれまでと比べると広い視界を手に入れた人のこの先長い人生に対する鬱屈、生きにくさを中心に据えた曲であるように感じられて、自分がつい去年親元を離れたばかりであるというのもあって、とても気に入っていて、最後の曲にこれが披露されてビッッッッッックリしました…私はいいものを見ると語彙が消え失せて「びっくりしたぁ」としか言えなくなるタイプのオタクです…ごめんなさい…
 さて、曲の話は終わりにして本編に入りますが、まずさ!!!!!勘違いだったらごめんだけど背景の映像(mv)って今回初披露!?!?!!?!そうっぽくない!!?とことはさ~?今回のライブのためにいろんなクリエイターさんが頑張ってこのメチャ綺麗な映像を作ってくれたんでしょ!?!?!まずはその過程に感謝…あとこれは僕以外の人も度々触れていることかも知れないけど、この歌でもv.w.pそれぞれで腕の動かし方とかそういう表現が違うんですよ!!!ってことはさ???5人それぞれのこの歌詞に対する解釈や思いがあってそれをそれぞれのやり方で表現してるんじゃんね!!!?!?!そういうのが私には刺さります…表現大好きマン…感謝…個人的には「ロマンチック願望」でもそうだったけど幸祜さんの動きがとてもスキ…トゥンク…あとそれぞれのソロパートもちゃんとあって、v.w.pとしての歌声も、それぞれの歌声も聴けておれはもう満足…オヤスミ…
あと現象本編最後の挨拶はちゃんとそろっていたのに、第三部最後の挨拶は微妙にずれていたのも個人的にすごく好きでフフッってなっちゃいました。第三部まで含めて彼女たちのいいところがたくさん観測できてとてもよかったね…!! 

 

おわりに

すとら

初めての神椿ライブ、V.W.Pライブとなった「魔女集会」「現象」どちらも最高に楽しかったです!ライブ前には会場で声をかけて下さった先輩観測者の方と少しお話をさせていただいたり、一緒に参戦したfalニキとはライブ後に共に感極まってしまったりと、ライブだけでなくその前後の体験も通して本当に最高の2日間でした。
歌声で、パフォーマンスで人を感動させることはできるのだと、人々の心を揺り動かすことはできるのだということを体験し、V.W.Pの4人が持つエネルギーの強さに感服いたしました。
魔女集会の感想ブログの方でも書かせていただきましたが、私の観測者生活はこのライブが始まりです。出来ることならばこれまでの魔女たちの活動を、特に昨年行われたONE-MAN LIVEを見ておけばよかったと今更になって後悔しておりますが、V.W.PのONE-MAN LIVEをこうやって現地で観測できたことは本当に良かったと思います。これからもV.W.Pの5人の活動を応援していきたいと思います。
本当にありがとうございました。

 

城垣

待ち望んでいたV.W.Pの2つのライブ「魔女集会」と「現象」,これまでライブというものをほとんど通ってこなかった私ですが今回のライブを現地参加したことでアーティストや現地参加者との一体感,ライブ前後の興奮と熱狂,そして様々な繋がりなどを身をもって体感することができました。「きょうからあしたのせかいをかえるよ」という花譜ちゃんのライブ特有の挨拶のように,また1つ新しい世界に触れることができる神椿スタジオのライブがやはり私は大好きです。8月の不可解参(狂)も現地に行けるよう,楽しみにしています。

 

...ところで他のライブというものに行ったことがないので知らなかったのですが,神椿や深脊界のライブ以外ではアーティストが水を飲んでいても拍手しないそうですね。そのことを聞いて少し驚きました。

 

Fal

幸運なことに魔女集会から連日現地参戦しましたが、本命は現象であるとそりゃ思っていました。その期待を裏切らず、どころか予想を大きく超える感動と体験をさせてくれたのでほんttttttっとうに参戦できて良かったです。最後に魔女(真)が流れた際には今までの出来事が思い出されてきて思わず涙が出てしまいました。あぁ・・・ついにV.W.Pでワンマンしてしまったんだ・・・と。結成から1年ちょいしか経っていないはずなのにあまりにも高密度すぎる足跡でしたね。一生の思い出になるであろう「現象」をこの目でしっかり観測することができたこと、ずっと誇っていきます。そしてこれから起こるであろう「phenomena」の数々ももこもこしながら期待しています。この度は本当にありがとうございました。大好きです。

次は不可解参・・・Vの者としては前人未到日本武道館ライブ・・・一体どんな体験が我々を待っているのでしょうか・・・!院試と予定が近くてお財布も余裕があるなんてとても言えないけど観測しない手はない・・・同志の皆様、活きてまた会いましょう!

 

lain

心のそこから来てよかったと思えるようなライブでした。余りの完成度と熱量にMPをすべて持っていかれた京V同の面々は降りるべき駅を4駅通り過ぎてから気が付くなんていう一幕もありましたw。ライブ本編は5人全員で歌う曲もあれば、デュエットとして歌う曲もありました。よくV.W,Pとして5人で歌ってしまうとそれぞれの個性が殺されてしまうなんて言う意見もありますが、個人的には魔女それぞれが別のベクトルの声質を持っているけれど、5人で歌うと奇跡的に調和し新しい歌声が生まれるのでそれはそれで好きです。しかも完全に各々を全ての曲で等価に扱うのではなく、例えば理芽ちゃんを意識した素的や春ちゃんを意識した定命など曲によって特定の魔女をフィーチャリングしているのは好感が持てます。共鳴で自己紹介し、魔女(true)で真のV.W,Pが樹立するという「現象」を観測することが出来て大満足のライブでした。今回のライブはV.W.Pとしての始まりなのでこれからV.W,Pがどのように進化してくのかとても楽しみです。ライブ制作に関わってくれた全ての方は本当にお疲れ様でした。

P.S. 裏命の発表は本当に予想外でした。だってまだ星界すらリリースされてないんよ(※星界は4/29のニコニコ超会議にて先行発売されました)...更に裏はまだしも命は思いつかんわ...春ちゃん同位体の漢字も思いつかんわ...

P.P.S 全魔女の新衣装とvwp曲のMV(特に共鳴)と武道館での不可解(狂)を心の底よりお待ちしております(欲張り)。

 

おおいし

魔女集会に現象と二日続けてライブに参加しましたが、本当に推しがかっこいいし可愛いし歌声と楽器の音は綺麗だしアレンジは最高だしで本当に楽しかったです。これを表現しようとしたら感想のうちまともな日本語の方が少なくなってしまいました。でも本当にそうなってしまうくらい楽しかったんです。

また8月には花譜さんのライブ「不可解参(狂)」があるので、今回の記事でV.W.Pのことが少し気になったよっていう方は是非一緒に参加しましょう!(日本武道館だって!!!本当に泣いちゃった!嬉しい…)

 

cytokine

「現象」は配信での参加でした。(某大学TOEFLが悪い)実は(オンラインですが)神椿のライブはこれが初参加でした。いや、画面越しでも滅茶苦茶心拍数上がるし、体力使うじゃないですか。現地参戦したらどうなってしまうんでしょうか。4ぬかも。(というかほんとに2時間?5分じゃなかった?)ともあれ、もっともっとV.W.P. そして一人ずつの曲を聴きたいと思えるような内容でした!!!𝑩𝑰𝑮 𝑳𝑶𝑽𝑬”

 

改めまして、ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。オタクたちが言葉にならない感情をどうにか日本語に落とし込んだ結果、長編感想記事になってしまいました。もし読んでくださったあなたが楽しんでくれていたのならば幸いです。それでは、この感想記事はこの辺で筆をおかせていただきたいと思います。

See you! Next Experience!

 

(記事執筆:すとら、城垣、Fal、lain、おおいし、cytokine)
(Special Thanks:V.W.Pの5人、現象に関わった全てのスタッフさん、これまでともに観測してきた全ての観測者)