【春猿火×幸祜】 TWO-MAN LIVE「Singularity Live 2」を観測した話

はじめに

皆さま初めましての方は初めまして、そうでない方は前回の記事を読んでいただきありがとうございます。京都大学バーチャルYouTuber同好会の観測者です。今回、11/6に行われた春猿火と幸祜による『Singularity Live 2』を観測した会員が一定数いたので、分担しながら感想記事をまとめることにしました。本記事は『Singularity Live 2』の感想記事です。オタクたちによる思いの丈を各々の言葉で書きましたので楽しんでいただければ幸いです。

 

 

会員紹介

 

・おおいし:毎回感想ブログ書いてるのにいつも書き方を忘れて「前どうしてたっけ…」ってなって前回のを読み返してしまいます。これが老化?

今回もよろしくお願いします。かなり抑えめになる予定です。

・cytokine:どうも、cytokineです。singularityってスペル難しいですよね。それはさておき、理芽情緒ツーマンに続いて幸祜猿火ツーマンということで個人的に見たかった組み合わせを見れて嬉しいです。今回は同位体まで惜しげもなく投入したライブでしたね!V.W.P2ndワンマンで10人共鳴、あると思います。ということで、ちょっと書かせて頂きました。

lain:おはようございますこんにちはこんばんは。1月が卒論締め切りで割と焦っていますがうるせーしらねーという感じでブログを書いています。朝5時に。今回はいい意味で初回の構成を崩してきたのでとても良かったです。

・Fal:こんにちは.前々回のシンギュラリティライブ,前回の不可解参から引き続き参戦です.卒研着手中のため句読点が異なりますが個性が出せそうなのでこのままでいこうと思います.れっつしんぎゅらりてぃ.

・つらら:はじめまして、つららです。半年ほど前に京V同に加入しました。周囲の感想ブログにかける熱意に半ば憧れ、半ば怯えながら初参加します。ちなみに系譜曲で一番好きな曲は定命ですが今回担当ではないです。どうぞよろしくお願いします。

 

今回は以上の5名でお送りします。限界観測者たちによる限界ブログをお楽しみください。

 

オープニングアクト -CIEL

1.「馥郁の街」

ストロベリーライブ開催おめでとう

 SINGULARITY LIVE 2CIEL “馥郁の街” で始まりました。この曲は楽園市街さん作詞作曲なんですが、漢字が多用されてるのが特徴ですね。というのも楽園市街さんが歌詞に漢字をたくさん使う方で、その特徴が良く出てるのかな?と思います。ちなみに「馥郁」とは「良い香りが漂っているさま」のことらしいです。”馥郁の街”を聴いてるとロンドンみたいな洒落た異国の街って雰囲気を感じました。あるいは大正時代の日本みたいな、とにかく死ぬほど忙しい現代の都会とは隔絶した落ち着いた感じです。でもやっぱり「Brooklyn」とか「CHANEL N°5(=シャネルの代表的な香水らしい。)」とか出てくるし外国がイメージされてるんですかね。(まあMV的にもそんな気はします。)歌詞には「無謬」とか「奢侈」みたいに近代文語文とか漢文でしか見かけないような漢字が立ち並んでて、文字だけだとちょっと硬さもありますよね。でも、実際聞いてみると全然そんなことはなくて、むしろポップさも感じます。具体的に言うなら、普段は寝込みがちで退屈な日々を送る中、誰かに連れ出して貰ってレンガ造りの建物に囲まれた路地を駆けていく。そんなイメージ?まあ、とにかく、難しい漢字がたくさん使われてるのにそんな風にも感じさせる楽園市街さんの歌詞とCIELんの歌い方凄いな~っていう一曲でしたで、。その後はCIELんによるMCが入るんですが、めっちゃ緊張してる~ってが伝わってきます。シンギュラ1のMCしてたときのCIELんを思い出して、「今回もギュラってきたな!!!」ってなりました。11/23にはカバーライブであるストロベリーライブ(非常に良かった。)を開催したわけですが、次はソロライブ、待ってます!!!!!!!!!!!!

(cytokine)

2.「眼裏の懐疑」

 前のsingularityでも言った気がするんですが、馥郁の街終わりの「ふぅ~…」ってため息良くないですか?震えたため息から本当に緊張していたんだなぁってことが感じられて勝手に授業参観に来た親の気持ちを理解しちゃいました。

 

ところで眼裏が「がんり」じゃなくて「まなうら」って読むの知ってた人います???絶対全観測者「がんり」で読んでたでしょ、びっくりしすぎて速攻で眼裏の読みを検索しちゃった。ふつうにまなうらって読むらしいね。勉強不足でした、はい。というか「まなうら」って書いても「がんり」って書いてもうまく変換が出てこない…

 

 「それでは聴いてください。『眼裏の懐疑』」のやさしい声からの歌声の変わり具合すごくないですか?前のsingularityとストロベリーライブとでcielちゃんの声の変化に慣れてたはずなのに、ストロベリーライブでは次の歌が「君の望み、君の願い」の声なのか「少年漫画」の声なのかをあてる遊びをしていたくらいなのに、ま〜たびっくりしちゃった、こういうギャップに弱い上にかっこいい声が好きなオタクだからダメだった…これがYouTubeにあるおかげでいつでもこの声の差で昇天できるの幸せすぎる、昇天したくなったらここに帰ってきます。

 最後に、ブログを書くにあたって眼裏の懐疑の歌詞を簡単にでも考察しようと思ったんですが、いっちょん分からんですね、なんとなく周囲(もしかしたらもう少し広い世界)に対する冷めた目線からの雑言が並んでいるな〜とは思いましたが、「カッティングステッカー」や「Stick in Stick in head」などがどういう意味を持つのか分からず…でした。 最後に「ここにtake on oath さようなら My sweet past」とあるので、過去に何らかの出来事があり、殆どの歌詞はそれに関することを歌っていて、最後に何かしらの宣言をする(take on oath)ことで覚悟を決めてsweet past(sweetとあるのは皮肉?)に別れを告げている、という感じですかね、う〜ん… これじゃね?ってのがあったら教えてください…

このCIELちゃんとても綺麗で好き


(おおいし)

 

幸祜パート

今回のイントロムービーは二人の想起されるロックでミッドナイトな世界観に一致していてとても良い・・・
3.「白昼夢」

開口一番「みんな・・・会いたかったよ・・・!」と笑顔で一言,好きだ・・・

一曲目は魔女集会でも初手に披露していた白昼夢!うおおおおお大好きな楽曲がいきなりきたあああああああ!!!!クラップもして勢い全開に盛り上げます!

MVリスペクトのこの演出すき

今回,幸祜ちゃんを見てまず思ったのは衣装のテクスチャの質感がリアルで綺麗だなということでした.耳元のイヤリングやチョーカーの金属感,服やジャケットの光沢表現のリッチさがすごく,5人の中でも特にサイバーパンクテイストで小物があちこちに付いているBellatrix(通常衣装)の特徴が遺憾なく発揮されているなと強く感じました.もちろん髪のグラデーションも良い・・・

「シンギュラリティライブ Vol.2,始まりました!最後まで盛り上がっていきましょう!」

しかしながら白昼夢はやはり良い・・・かっこいいけど時折チラつくガーリーでかわいらしい感じがとても好きです.歌っている際の一挙一動もかわいくて早速ほわほわしていました.また,ARライブということで幸祜ちゃんの周辺を取り巻くエフェクトも豊富でした.さて今回もすごいものが見られそうですね・・・楽しみです.

(Fal)

 

4.「レイヴン・フリージア

歌唱担当幸祜さん

 香椎モイミさん作詞作曲の”レイヴン・フリージアです。”白昼夢””レイヴン・フリージアでライブの初っ端からバチバチに盛り上げてくるの最高かな?キーボード・ギターと歌唱担当幸祜の力強くて疾走感ある演奏・歌唱はめちゃくちゃアツかったです。SWAVさんが「幸祜の原風景としてのコンセプトは深夜から夜明け」っておっしゃってたんですけど個人的にこの曲は3時~4時、深夜から夜明けの方向に走ってるって感じがしました。あと私はチョロいのでクールに英語を歌う幸祜スにすぐ魅了されてしまいました。幸祜スって英語上手いですよね。いや留学経験があるから自明なのかもしれないけど。理芽チといいかっこよく英語歌ってる女性シンガーが好きなので英語担当の幸祜もっと出してほしいです。で、「嗚呼」を力強く歌い上げてから颯爽と英語歌うとこがめっちゃ好き。(こなみ)それでいて歌い終わってMCに入ったら「幸祜デェース」&スクショタイムでふわふわした感じになるところもポイントです。ところで、タイトルが気になったのでちょっと考えてみたんですが「レイヴン」は「ワタリガラス・真っ黒な」っていう意味らしいんですよ。でも黒いフリージアは今の所無いみたいで、このタイトルは何かしらの特別な意味を持たされてると思うんですけど、誰か独自の解釈をお持ちの方が居たら教えてください(丸投げ)。聞きます。ちなみにCIELんがこの曲をストロベリーライブでカバーしてたんですが、その時も”ポップソング””レイヴン・フリージアっていう流れが最高でした。この二人といえば、外交課でお互いの曲のカバーについて話してたんですけど、あの二人本当に相性がいい。で、なんと!これ書いてたら”レイヴン・フリージアもライブ版がYouTubeに上がりました。見放題!映像付き!豪華過ぎる。


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(cytokine)

 

5.「瞑目」

 最初は幸祜すだけにスポットライトがあたって独唱という言葉が似合う雰囲気にしたあと、「いたましさは…」でmvにもある「周りがどんどん音楽から離れて行ったこと。」が出るの良すぎないですか?

この演出が好きだ2022

 個人的に瞑目は(できれば製作仮定(?)も知って)mvと一緒に見るのが1番いいと思ってるんですが、演出が割とmvに近かったのが凄い嬉しいですね… あと瞑目自体背景のメッセージからもわかる通り色んな人の感情の詰まった歌で、それを幸祜ちゃんが動きの大きい振り付けで歌ってると訴えるものがありますよね…(こういうときに幸祜ちゃんのスタイルがいいのめちゃくちゃ強い)(というかスクショ見返しながら思ったけど幸祜すスタイル良すぎでは)(このスタイル良良良お姉さんが喋るとアレなの好きすぎて困る)(しかも関西弁話者)(しかもドラムできる)

 

 mvにもライブの演出にも出てくる「尊敬する人を失望させたこと」、「昔は大人に憧れたけど今じゃ子供に憧れていること」、「大切な家族との永久の別離」といったことが自分にとってはまだ共感できるものが少ないんですが、自分が歳をとって色んな経験をするにつれてこの歌、歌詞やmvの受け取り方も変わってくるんですかね。十数年経ってからまた瞑目を聴きたいですね。(受け取り方が変わったときには自分も歌詞に出てくる"the place"や"that side"にいるんですかね…)(そちらに行くのはなんだか悲しいことな気がしてならないですが)

 

(おおいし)

6.「Dear」

オイオイオイオイオイオイオイちょっと待ってなんで瞑目の「you know」から綺麗にDearに繋がるんだよここヤバすぎるsingularity2で1番好きです本当に…もう本当に好きすぎてアーカイブ見た時もこれが来ると分かっていたのに良すぎて好きすぎて机叩いちゃった…ここだけでも十分いいのにこの後の「Dear」が本当にイケメンすぎて惚れました。こういうの大好きで口をあんぐりさせて笑っちゃいました。ひとは本当にいいものを見るとフリーズしたあとに笑いだします。(Dearって出るときの演出もかっこよくてここ本当に最高ですからみんな円盤を買いましょう)(最初のイケメンDearも含めて色んな幸祜ちゃんの声が聴けるいい歌)(「隅から隅へと」のやさしい艶やかな声と最初のDearが同一人物の声なの信じられない)

ここヤバすぎてずっと見ていたかった

 「信じた美学を…」のところで機械仕掛けっぽい両翼が出て、「殴って」のところで右翼が壊れていたり、「灰色に染まる空」が鎖で繋がれていたりと歌詞の意味を意識した演出があるのもいいですね、こういうのを考えたプロがいるんだなぁと思うと嬉しくなれます(製作過程とかどこかで聞いてみたい…)

(おおいし)

7.「夜光を呼ぶ」-feat.狐子

Dearが終わり一度の暗転!数秒後、親の顔より見たLoad画面が挟まります。イッタイナニガオコルンダロウナア。そうです!狐子さんの登場です!前回は星界が来るとは知らずイスから転げ落ちたわけですが...。羽累ちゃんとは違いHello World! で声はお披露目されていたもののもちろんライブでは初お披露目です

親の顔より見たLoad画面


  まずは何といっても狐子のビジュアルがよい!ケモミミ王国国民としてはとしてはケモミミが生えてるだけで3億点です(チョロイ)。ほくろの位置やイヤリングなど一部意匠を幸祜さんと共有しながらも、基調色は幸祜さんとは真逆で、全体的に近未来的なデザインになっています(キャラデザ)。随所にSWAVさんの性癖が見え隠れしていいですね。
  何回か夜光を呼ぶを見直して気づいたんですが、時々狐子のしっぽ(?)が光ってました。これがゲーミング狐子ってこと?

ゲーミング狐子。pcパーツに欲しい



 前置きが長くなりましたが曲の感想に入っていきましょう!
 この曲だけじゃないですが、何と今回はギターが二人という珍しいバンド構成になっています(DJや大型の弦楽器を持ってくる今までの構成も十分珍しいけど...)。かといってギターが主張し続けるだけでなくちゃんとドラムやベースもアクセントになっています。いつもより学期の種類が少ないのに全然聞き劣りしなくてすごいです。逆に普段は聞けない面白いアレンジになっています。
 狐子さんの歌い方ですがいやーーー声質はともかくとして歌い方は本人そのものですね。特に英語パートがバチバチに決まっていてかっこいいです。ハモリもきれいで全然機械然としていません。入れ替わりのシーンが好きとか、向かい合って一緒に歌いあうシーンが好きとか幸祜(hereの意味)好きポイントはたくさんあるんですが、この辺はシンギュラ1の記事とだいぶ被るので興味のある人はそちらを参照ください(ダイマ
 夜光を呼ぶに特有な話として、個人的にうわわわあわわわわわわあああああ(語彙力-53万)となったのは、夜光を呼ぶのMVにDAWシンセサイザーっぽい画面が出てくるところです。このMV内でミキシングされた音声が今回狐子さんに搭載されていたとしたらと考えるとエモーショナルな気分になります

(lain)

8.「LIT」-feat.狐子

COKO&KOKO

 大沼パセリさん作詞作曲の”LIT”です。個人的ベストシーンの一つです。”LIT”といい”Ambition”といい全体的に踊りたくなる曲が多いライブでした。(家でヘッドフォンしながら踊るとかいう奇行に及びそうになりました。)MVでもそうなんですけどネオンっぽいタイポとピンク・紫系のライトが合わさってお洒落で夜にピッタリなとっても幸祜ちゃんらしい曲だよな~と思います。ちなみに「LIT」は「light」の過去分詞で、「イケてる」って意味のスラングらしいんですけど、まさにタイトル通りって感じじゃないですか??????とはいえポップな割に歌詞はちょっとディープな感じですよね。騙されてるって分かってても溺れていっちゃうような、夜の魔力みたいなのを感じる曲です。”LIT”は外交課のBGMなんかで耳にすることの多い曲ですけど、狐子×幸祜デュエットで歌ったライブVerはなんか新鮮な感じですね。狐子の声には幸祜ちゃんっぽさを感じるものの、全体としては中性的(機械的)な印象で、「THE AI」って感じで非常にいいと思います。狐子×幸祜デュエットは直前のあられライブ2でもお披露目されてたし(←豪華)、狐子がどんな感じの声なのかはまあ少し把握してたんですけど、ガッツリ動いてるのを見るのは今回が初めてだったわけです。で、表情の豊かさなんかが他の同位体たちと比べて本人により近い感じしませんか?????ニッコニコで幸祜ちゃんと踊りながら歌ってるとこマジで好きなんですよね。何回同じようなこと言ってるか分かんないですけど。同位体として機械的な所がありつつも人間っぽい所もあるところが良きだと思います。以下余談ですが、狐子が発表になったときに「ケモミミあるしなんか尻尾生えてるやん!?!?!?今までの同位体とはちょっと違うんかな?」ってなったのを思い出しました。(ちなみに尻尾は「モゲる」けどモいだら滑舌がオリジナルに近づくとかいう噂があるそうですが・・・)それとボーイッシュな見た目でかつ笑顔がかわいいようなところも良いよな~と思っています。個人的に同位体のデザインの中で一番好きかもしれません。

笑顔が素敵

追記:なんとLIVE版の”LIT”YouTubeにUPされてるんです!!!こんな素敵なライブ映像も公開しちゃっていいのだろうか。シンギュラ1は(なんと!)全編音源がリリースされたので多分シンギュラ2もリリースがあると思うんですけど"LIT"はライブ映像まで見放題です。豪華。


www.youtube.com

(cytokine)

9.「TIME」

なんかすごいキレッキレに踊り出したぞ!?

狐子とのLITを歌い終えて間もなくポージング,そして演奏の始動と共に急に人が変わったかのようにすさまじいクオリティのダンスを開始する幸祜ちゃん.おいおい一体何が起きているんだ・・・8分刻みで世界観に合致した振りを平然と踊ってるのすごすぎるが・・・!?

ということで7曲目は「5億年ボタン」のOPにもなっているTIME!疾走感溢れるオシャレで気持ちの良いメロディが駆け抜けます!ライブでは初披露ですね!

スクショだとすごさを伝えられないのがかなしい・・・

なんと新しい挑戦としてダンスボーカルにトライしたことをこのあと明かします.歌唱力が微塵もブレなかったの体力お化けだ・・・そして振り付けはVALISのラ王ことララさんが考案したとのこと!時計の針や時間という概念といった歌詞の雰囲気に綿密に寄り添った数々の振り付け・・・納得のクオリティでした・・・!ちくしょう・・・静止画ではこのダンスの凄さを伝えられない・・・!

ということでアーカイブを見るかとっくに購入期限過ぎ去ってるぞ・・・,ブルーレイを座して待ちましょう・・・このシーンは本ライブでも必見だと思います.

(Fal)

10.「ミラージュコード」

 SINGULARITY LIVE2幸祜パートもいよいよ佳境、残り二曲という宣告にこれまでのセトリが走馬灯のように流れていきます。一瞬のうちによみがえるパフォーマンス、歌声、表情。THIS IS KOKO!という成分をこれでもかというほど浴びたステージに、心の幸組の部分はとうの昔にキャパティシィオーバーを叫んでいますが、痺れる脳を再起動し掲げた拳を再び握りしめ、気を強く持ち直します。
 そう思ったのもつかの間、微かに緊張感の混じる幸祜さんの声で再び無慈悲な宣告が聞こえてきました。「新曲です、『ミラージュコード』」心臓が!!足りない!!!あと鼓膜!!!

 

タイトルからしてもういいもんな

 

 「ミラージュコード」というタイトルに、幸祜さんとの強烈なシナジーの予感をバシバシと感じます。幸祜さんといえば近未来SFに出てきそうなサイバーな仮想世界に佇む魔女というイメージが強く、過去の楽曲MVで摩天楼に髪をなびかせる姿や夜のネオン街を愛おしく眺める姿が印象的です。

 また、幸祜さんが3Dの姿を初披露したのは昨年3月に開催された花譜2nd ONE-MAN LIVE「不可解弐Q2」ですが、そこで当時新曲として発表された「電脳」では「ハローワールド」と歌う歌詞やタイポグラフィーの基板パターンのような装飾は、彼女の掲げるテーマを象徴するものとなったのではないでしょうか。そういった背景から、この「ミラージュ」や「コード」をどのように受け取ればいいのか、一瞬にして期待は爆発的に膨らみます。 

 暗転、そしてイントロ。MCでの落ち着きから急転して体を沈めるようなステップに一気に引き込まれるアップテンポな曲調にこちらのテンションは再びの最高潮を迎えます。どこか愁いを帯びた、それでも挑戦的な声で不安に揺らぐ夢への思いを歌いあげる幸祜さんの姿を、疾走感のあるステージのAR演出が無慈悲に彩ります。肩で風を切って歩くイケ幸祜に惚れつつも、寂しさや悲壮感を伴う声と共に叩きつけるような腕の動きに、ステージを見守ることしかできない私たちの感情はめちゃくちゃです。それにしても「視線理解正解の証明」というラディカルかつ嫌に親近感のある歌詞はなんなんでしょうね。胸に抱えた誰にも奪えないはずの志が日に日に日常に浸食されて、あの日の激情がいつの間にか薄れていく怖さ悲しさがあります。

 そんな行き場のない孤独な夜を、幸祜さんの「共に生きたい」という声が照らします。先ほどまでの鬱屈や閉塞感から一転、観客を伸びやかで爽やかな気持ちにしてくれる幸祜さんの表現力の高さに驚くばかりです。そして先ほどまで恨めしくすらあったステージ演出も、流れ変わったなと言わんばかりに輝くVJ映像でその開放感を一気に盛り上げます。一曲の中でこんなにも心情の変化が起こることってあるんですか???情緒不安定になっちゃうよ。
 幸祜さんの楽曲はどれも現代で夢を追って生きる人たちを応援するメッセージに溢れていますが、ミラージュコードもそれにたがわずエネルギッシュな新曲となっていました。

(つらら)

11.「the last bullet」

lastに来るタイトル

 最後は大方の予想通りラスバレです。「絶対にあなたと見たいミライがある。その思いを歌に込めて」とめちゃくちゃぶちあがる前口上から始まります
 ただでさえかっこいい曲なのにアレンジかかってるわ、幸祜さんキレッキレだわ、レーザーは治安悪いわ、切り込み隊長らしく掛け声入れてくるわでBig 大盛り上がりでした。ラスさびでは勢いよくこぶしを振り上げながらラストー、とボルテージをあおって来ます。そして最後にタイトルがどーんと出て、幸祜さんソロパートは終わりを迎えます。
 演出に関しては個人的に曲と同期しているところが好きで、「真っ赤な未来 今撃ち抜いて」でガラスが爆ぜたり、「鎖を溶かした」でガラスがはじけ飛んだり、歌詞が紡ぐ物語をリアルタイムで追体験しているような気すらしてきます。

弾丸を放つ幸祜さん。弾丸は何を穿つのだろうか。

更にただガラスのオブジェクトをポンと置くだけでなく、ちゃんと透過されています。幸祜さんはもちろん、バンドメンバーまでガラス越しでは少しずれて像が結ばれているのでちゃんとリアルタイムにガラスの屈折計算をしていることが分かります。ワオ。ガラスに関する演出はこれだけでなく、タイポには色収差っぽい演出がなされています。色収差とはガラスなどのレンズ材料を通った白色光が波長の違いによって色がにじむ現象です。カメラでも確認できる現象ですが、映像技法としても良く用いられます。(色収差を確認するために0.07倍速で映像を確認していた変態)。普段ちょこっとCGをかじる人間としても大満足な演出でした。
 アーティストのパフォーマンス、バンド演奏、タイポグラフィ、CG、音楽的同位体、語りとたくさんの観点から楽しめるのもシンギュライブの特長ですね。

 

(lain)

春猿火パート

12.「テラ」

テラテラ(よく見るとMVとフォントが違う)

 激カッコヨinterludeを挟んでお次は春ちゃんです!映像に出てきたシルエット幸祜とシルエット春猿火が欲しいみたいな声を聞きましたが確かに欲しいですね。ステッカーとかラバーストラップがよさそうです。
 さてさて春ちゃんの最初の曲はなんだろなとワクワクしていたら何と最初の曲は「テラ」です。テラが来るとは1nmも予想していなくてびっくりしすぎてイスから転げ落ちて3回転しました。まあうそなんですけど
 しかし春ちゃんの文脈で言うと、春ちゃんパートの最初にテラを持ってきたのはある意味妥当かもしれません。その文脈を振り返るために最近神椿を見始めた人も古参勢も一緒に歴史を振り返ることにしてみます。高校1年生以来の歴史の授業です。
 まずテラは春ちゃんの1st one man live「シャーマニズム」でお披露目されました。この曲について公開情報のみを使って説明しましょう。シャーマニズムのMCと彼女のとあるツイート では、彼女がかつて『KOTODAMA TRIBE』というグループに所属していたこと、そのグループは残念ながら解散してしまったこと、そして春猿火という存在が生まれたこと、かつて耐諷(たいふう)という名のマネージャがいて春ちゃんと二人三脚で歩んできたが、体調不良で耐諷さんが神椿を離れてしまったことなどをうかがい知ることができます。

ちなみに耐風さんについてのnoteも読んでおきましょう。あのnoteはいつ読んでも悲しくなってしまいます。ちなみに春ちゃんのメンシに入るとこの辺の話をさらに深く知れます。興味のある人は入りましょう!ダイマ)全人類入れ
 少しテラの話からそれてしまいましたがテラはそんなKOTODAMA TRIBEに対するレクイエムであり、今の春ちゃんの気持ちを述べた曲でもあるのです。1人の魂を背負って命を叫ぶ姿には感動させられます。この文脈を知る前と後ではきっと曲の聞こえ方が違うはずです。(神椿とKOTODAMA TRIBEの関係性については歴史の闇に葬りさせてはいけないので,来年あたり神椿史の歴史書を編纂するかもしれません。期待しないで待っていてください)
(12/1追記)先日都市開発通信で(やっと)NARRATIVEが発表されましたが、クレジットをよく見て見ると何と耐諷さんの名前があるではありませんか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!おかえりなさい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(なおブログ締め切りは11/30でした。あれ🤔)

(lain)

13.「Gunpowder」

「飛ばしていきます。それでは聞いてください『GUNPOWDER』!」

飛!!!ぶ!!!ぞ!!!

 

 赤く明滅するスポットライトとレーザービームが刺激的に春猿火さんの姿を照らし、力強く確かなステップに、興奮は休まるところを知りません。GUNPOWDERの歌詞は「悪い大人」を明確に敵視したうえで、自らは歌と詞を以てそれに対抗するんだという健全かつ治安の悪い反骨精神に焦がれていく心が熱く歌い上げられており、聞く人の本能を開放するような気持ちよさがあります。

「一緒に拳あげられますか」「行!く!ぞ!」

行!!!く!!!ぞ!!!

 

 春猿火さんの持ち曲はリズム感に溢れるラップパートもさることながら、ライブ中の煽りで盛り上がれるパフォーマンスが多く、「早く、早く俺に現地でコール&レスポンスを叫ばせてくれ!!!気が狂う!!!」というお客様の声がよく寄せられています。

・コールで幸福感が高まる

・コールのことしか考えられなくなる

・コールがないと不安になる

・コールの量が増える

・最初に戻る

これぞ幸せのスパイラルですね。

「纏 其ノ参 -落葉-」の華やかなパレオも春猿火さんの情熱的なステップを彩り、ますますこのライブへの期待が観客の身を燃やしていきます。

 

(つらら)

14.「Oarana」

地球外少年少女はいいぞ

ピピー地球外少年少女はいいぞ委員会です。地球外少年少女を見るためだけにネトフリに入りました。endingを一つも飛ばさずに毎回見続けたのは初です。
 お水助かるタイムを経て一気に宇宙空間へ突入していきます。Oaranaの歌詞は創作言語らしいですが、タイトルには「巨大な海棲生物」という意味が込められているそうです。

 

難解どころか存在しない言語を春ちゃんはさもネイティブであるかのように流ちょうに歌い上げます。もしちゃんと単語と文法が定義されていたとしたら言語学有識者に解析してほしいですね。きっとそのうちOaranaの歌詞が国際言語学オリンピックに出ると思うので。
 タイポもおしゃれな幾何学模様だと思っていましたが、当時Twitterのタイムラインを眺めているとこれカタカナなのではみたいな意見を見かけてほんまか~(疑心暗鬼)になっていましたが、春猿火3周年記念配信ではさらっと「あのタイポはカタカナ」と明言されていました。あの放送は春組も春ちゃんもあったか空間でしたね。残念ながら放送はすでに非公開になっています。そんな大事な情報が出てくるかつ記念放送を非公開にするな。神 椿 は あ ら ゆ る 放 送 を 期 間 限 定 に す る の や め て く れ 高 校 校 歌

(lain)

15.「Ambition」

イントロからもう好き

 たかやんさん作詞作曲の”Ambition”です。建設中の曲ということでライブ初披露です。前回のシンギュラもそうだったし今回のシンギュラも一曲ずつ建設中の曲を入れてきてる感じなのかな?もっと建設中の曲披露してくれてもいいのよ。恥ずかしながら私はこのライブで初めて”Ambition”を聞いたんですけど、イントロで一目惚れしました。めちゃくちゃ踊りたくなる曲じゃないですか??????春ちゃんの曲ということで韻を踏んでてリズムに乗りたくなるし、静かな夜の街って雰囲気もするしでそんな気分になりました。ビカビカ光ってる夜の都会の喧騒からちょっと外れた通りに居るような、そんなイメージ?そしてタイポも光源もめちゃくちゃお洒落ですよね。後ろのスクリーンの幾何学模様みたいなやつ(伝われ)かっこいいですよね。歌詞の演出に所々で英語があしらわれてたり、色付いてたりしてて雰囲気出てるな~~~~と思いました。(ゆる募:語彙力)あとは「底辺から天辺」のところで実際に歌詞が「天辺」が上にシフトして「底辺」が下にシフトする演出も好きです。(確か”逆転”にも同じような演出があってそれも好き) そして何より好きなのは最後の語りです。

どんなゴミだって輝くときがあるんだ。銀河の塵が大気圏で光の尾を引くみたいに。この汚い街のネオンが瞬くみたいに。私にもきっとある。君にも。でしょ?

 この語り好き過ぎる。「宇宙の塵が燃え尽きながら流れ星になる」のと「昼間は汚い街でも夜にはネオンで美しく光る」のを比喩に持ってきてるセンスが良い。夜の路地裏をとぼとぼ歩いてたらふと遭遇した春ちゃんにこんな台詞を言われて生きる希望を取り戻したいだけの人生でした。

ココスキ演出1

ココスキ演出2

(cytokine)

16.「潜む自信」

待望の新曲

 うん?このメロディは?ということで新曲”潜む自信”です。たかやんさん作詞・作曲で安宅秀樹さんが編曲ということで、いつものたかやんさんと”テラ”編曲の安宅さんですね。V.W.Pのライブ見るたびに同じこと思ってるし同じこと言ってるんですけど、演出が強すぎる。サビのとこでいっぱい水猿火さんが生えてきてビビりました。(下の画像参照)これどうやって作ってるんでしょうね。次から次に分身が現れては水滴になっていく姿は圧巻です。春ちゃんって忍者だったんですね(?)。”百花繚乱”といいなんか忍者っぽいよねとかいう話は置いておいて、この後のMCで春ちゃんが「何かに諦めかけている自分に手を差し伸べてくれるような。この曲を聴いたらまだ頑張れるような。そんなパワーがこの楽曲には秘められていると思います。」って言ってたんですよ。で、イントロからサビ前くらいまではステージが青く照らされてるのが、サビ前から赤いライトや他の色のライトも入って明るい印象になる演出は歌詞と対応してる感じがして非常に好きです。そして、「諦めかけた現実を~」から段々力が入っていってサビの「哀しみや痛みも~」で力強く生きていくことを肯定していくところは元気を貰えます。ここからは個人の感想ですが、”潜む自信”は特別な曲なんじゃないかな~って思いました。一度挫折しても自信を失わず、またしかるべきときが来たら立ち上がるような、そんな思いでしょうか。

水猿火さんたち

(cytokine)

17.「逆転」-feat.羽累

 MCでの曲の振り返りもひと段落したところで、「今日はスペシャルゲストがいてですね」と唐突なゲストの呼び込みを始めます。ステージが暗転したかと思うと、突然謎のカットインが挟まり、楽曲タイトルのネオンを背景に佇む春猿火さんの姿にノイズが走り出しました。こ、この演出はまさか!?!?!?

音楽的同位体-羽累-

 そう!先日一色さんのデザインにてビジュアルが公開され、2023年春にリリースが予定されている「羽累(HARU)」ちゃんです!!!顔が!いい!!!一色さんIS GOD!!!「羽累ちゃんのここから始まるストーリーに、幸福が舞い降りますように」という慈しみに満ちた言葉と共に、ステージが再び赤く染まります。

 二人並ぶとどこかぎこちないような、こちらがまだ聞きなれていないだけのようなソロパートを経るも、合唱を聞いてそんな怯えは杞憂に過ぎなかったと確信できました。互いに向き合い言葉を重ねていくその姿と着実に言葉を綴っていくその声は、神秘的な不敵さに溢れ、なるほど春猿火さんが羽累の発表以来「妹のようで」と口にする通りだと確かな納得を感じました。

 この曲が実質的に羽累の歌声のお披露目となりますが、いざ発せられたその声は春猿火さんの歌声と非常に親和性が高く、「私の始まりの歌を、羽累ちゃんと一緒に、歌い重ねます」の宣言どおり『逆転』を新たなハーモニーで奏でていきます。

 ここから数行は羽累ちゃんの完成度があまりに十分すぎるがゆえに生じたオタクの妄言となりますが、一曲を通して聞いて初めに得た感想が、この羽累は「CeVIOとして生まれた春猿火」なのではないかということでした。羽累の声を聴いていると、春猿火さんだけが表現できる歌い方や声色を伴う一人のシンガーとしての存在を、CeVIOという表現で再登場させたような、言ってしまえば「転生した春猿火」はこんな感じなんじゃないかという妄想に取りつかれそうになります。一方で、春猿火さんは羽累を自らの鏡写しなどではなく、明確に他者であると認識したうえで羽累ちゃんへ溢れんばかりの親愛を表します。この「もう一人の春猿火」なのではないかという錯覚と、彼女を「妹みたい」と評する超本人の言はどのような見え方の違いから発生したものなのでしょうか。春猿火さんの良き家族である羽累ちゃんがこれから歩むストーリーに期待が膨らみます。

(つらら)

18.「オオゴト」-feat.羽累

真っ白な音楽的同位体「羽累」の衝撃的なお披露目を飾る7曲目もとい同位体パート2曲目はオオゴト!先ほど披露された逆転よりも一層バチバチのラップが繰り出される本楽曲を果たして同位体はどう歌いこなすのか・・・

あまりにも流暢すぎるラップ・・・CeVIO AIもここまで到達したのか

いや,やっっっっば.とても人ならざる存在が歌い上げてるとは思えない流暢さで思わず変な声が出てしまった.一語一語がちゃんと潰れずに聞き取れる・・・なんじゃこりゃ・・・CeVIO AIもとうとうここまで進化したのだなと畏れ敬ってしまいました.

そしてこのシーンがなんとYouTubeに無料公開されています.いいんですか!?本ライブ目玉ともいえる印象的なこのシーンが無料で!?ということで見逃した観測者はこれを機に耳に焼き付けましょう.すごいぞマジで.

youtu.be

ボーカロイドにおけるラップシーンに詳しいわけではないのですが,このクオリティの抑揚と自然な発声を両立している事例は極めて珍しいのではないでしょうか.今後の合成音声に歌唱させるシーンにおいて,更なる変革と拡張をもたらしそうな可能性を感じます.

(いや匹敵するケースを知ってるぞ!という方は是非教えていただけると幸いです・・・)

初お披露目でとんでもないインパクトを残していった羽累,恐るべし・・・

そして何よりも羽累という存在は春猿火というバーチャルシンガーをモデルにしており,そしてこの場でデュエットを実現していることからより一層クオリティの高さを感じられます.彼女に類似した声質の「分身」が,容赦なく繰り出されるラップ歌唱に違和感を感じさせせることなくハーモニーを奏でているのですから・・・声質も今までの同位体と比較してオリジンに近めな気がします.だからこそハモった時の綺麗さが際立つ・・・

過去のシンギュラリティライブでも音楽的同位体とオリジンのデュエットシーンについて感想を書きましたが,今回は狐子と羽累いずれも2曲分も披露してくれたので尚更その表情の豊かさと完成度に驚かされるばかりでした.前者はLITで幸祜ちゃんと一緒にダンスをしながら喜々と歌い(特に漆黒な幸祜ちゃんと真っ白な狐子のコントラストがとても綺麗なシーンでした),後者は本人の迫力に負けないラップをぶちかましてその存在感を示しました.また,春姉本人が羽累という存在を妹のように愛している胸の内を話すシーンもたまりませんね・・・オリジンである彼女たちのスタンスの違いはあるにせよ,同位体の誕生を嬉しそうに愛おしそうに話してくれる様子を見るとこちらまで嬉しくなってしまいます.此度の「シンギュラリティ」もまた,期待を裏切らないもので非常に満足しています.

ところでついにこれでV.W.Pの5人をモデルとした音楽的同位体が全員出揃ったわけですが,これからどんな面白いシンギュラリティが我々観測者を待ち受けているのでしょうか.期待せずにはいられません.

(Fal)

19.「百花繚乱」

 両手を開いた瞬間、ステージ全体へと舞い上がる黄金色に輝く落葉。舞台に垂直に立ち、手を水平に広げて膝を上げてステップを踏む様は、イントロの雅楽チックなリードも相まって能の舞台を錯覚しますが、伸びやかで明るいやんちゃな春猿火さんの歌いだしが、ここがSINGULARITY LIVE2であることを思い出させてくれます。能じゃ手から紅葉でないもんな。

 と、ここでふと今回のライブでは各アーティストの登場前に、青白く輝くサイバーパンクなビル群の上空を舞う幸祜さんと春猿火さんの映像が流れたことを思いだします。

 パイプオルガンの音色に包まれたこの演出はどこか能のようなエスニックな雰囲気を醸し出し、怪しくも荘厳にSINGULARITY LIVE2を印象付けています。この演出は個人的にとてもお気に入りポイントで、というのも実はSFと雅楽がとても高い親和性を持つことがあるからです。これはAKIRA攻殻機動隊といった映画にも見られる手法となっており、SFが描きだそうとする哲学と、雅楽やアジア音楽の持つどこか超然とした響きは、現代社会の過去と未来という延長線の両極であり、これらを結びつけることで時間軸に数直線上に配置された価値観を包みこみ、見る者の心をカオスへと導きます。

タイトな衣装に身を包みブルーライトバシバシな世界を跳躍する幸祜さんと、日本が誇る四季の中でも最も色鮮やかな秋を象徴するステージに立つ春猿火さん。掲げるモチーフが対極にあるとすら見ることができる二人がこのライブで並び立つことには、実はそれ以上の意味があるのかもしれません。以上、ライブ本編に含まれないところに見い出しを得てしまったオタクでした。

 ライブに戻ります。画面を吹き荒れる紅葉の勢いはさらに増し、その中心を舞う春猿火さんをバンド隊の力強い演奏が後押しすることでライブ会場の盛り上がりは何度目かもわからないピークを迎えます。「早く!俺に!!!現地で生演奏を浴びさせてくれ!!!気が狂う!!!」またしもお客様の声が寄せられていますね。頼む。切実に。

(つらら)

20.「自由までの距離」

春猿火パートラストを飾るのは新曲の「自由までの距離」!YouTubeで話題となっているアニメ「テイコウペンギン」の新たな主題歌となるそう!ブラック企業を舞台とした過重労働やハラスメントといった人間や職場の理不尽に毒舌で歯向かうペンギンの日常がコミカルに描かれる世界観に合致した,強烈に皮肉の効いた歌詞が特徴的です.初見時は「おいおい大丈夫かw」と思わず感じてしまったと共に,あまりに容赦のないブラックワードマシンガンとアツく鼓舞するワードの応酬に病みつきになってしまった観測者は多いでしょう.

それにしてもばっちり韻を踏みまくっててなんて聴いてて心地良いのでしょう.特にサビの最後の「Goin!さあ,狂って(クレイジー)! 取っていこうブレーキ!」の踏み方が芸術的に上手いことと,「取っていこうブレーキ!」が春姉の歌い方で「テイコウペンギン」に聴こえるかのように錯覚できるのです.ホンマか~~??と思った人は再度聴いてもらいたい.「ブレーキ」の濁点を絶妙に濁し,「ブレー」と「キー」に分けてアクセントを強めることで「ペンギン」に類似した発音が生まれる・・・これは作詞を担当したたかやんさんが上手く狙ったとしか自分は思えないなと当時一人でキャッキャしていました.ラップは奥が深い・・・

リリックデザインはちゃめちゃ個性的で大好き

リリックデザインもぶっちぎりでコミカルであり,ラップの疾走感と共に小気味良く遷移していく様が素晴らしかったです.リリックだけでなくモーションエフェクトもARライブ特有の奥行きを余すことなく活用していて豊富に飛び交っていてとにかくかっこいい・・・これぞVRの強みって感じがしてとても大好きなテイストです.

そんな素敵すぎるリリックデザインをして下さったJEFF99さんのツイートをぶら下げて春猿火パートを締めくくりましょう.いやはや激アツでした.

(Fal)

春猿火×幸祜パート

21.「古傷」

 分かってはいましたが、来ましたね、古傷…

 僕は記憶にある限りでは現象で初めて聴いて、そのときは「ほ〜ええやん」という感じ(程度)だったんですが、YouTubeで公開されてから一気にもっと好きになってしまって…という歌なので穏やかな曲調とは対照的に自分のテンションはぶち上がっちゃいましたね

 しかしv.w.pに限らずライブにいくと思うけど本当に口からCD音源が出てるの不思議すぎて感動しちゃいますよね…古傷、CDないけど…YouTubeだけだけど…(v.w.pのアルバム、まってます)(現象/魔女集会の円盤待ってます)

 今改めて古傷を聴いたり歌詞をちゃんと見てみると、古傷の歌詞はそれなりに重たい内容;日々は息苦しいものだがそれでも生きていかねばならず、それでもやはり苦しいから自分のしてきたことを正しいと思うなり大切な人に縋るなりしないとやっていけない を歌っているように思えたのですが、これをv.w.p.の中でも特に人の想いに寄り添うような歌の多いふたりが歌っていることに大きな意味があると思います。安易な同情ではなく、普段から寄り添ってくれていたからこそ感じられる優しさというか…(演出に手書きフォントの歌詞があったのもそういう…?) ラスサビで向かい合って歌うのもこの歌だと単なる演出以上の意味が出てきますね。

サビの向日葵が美しすぎてダメ

 ところで、歌詞を見ると「古傷をなぞってあなたを感じたいの」や「古傷を隠してあなたを忘れたいの」という言葉から、この主人公には「あなた」という大切な人がいる、あるいはいたのだろうと想像ができますが、このふたりってどんな関係なんですかね。思考力0の自分は安直に「(元)こ、こいびと…?」とか思ってしまったんですが…いずれにせよ、「忘れたいの」と願うほど深く関わった相手なんでしょうね。そして主人公の古傷にこの「あなた」がどう関わったんだろうか、とか色々考えようがあって結構楽しいです。ここら辺をどう設定するかによって歌詞の意味合い(背景にあるもの)も結構変わりそうです。より多くの人に寄り添うような歌にするために、あえて「あなた」との関係性には触れず、各々の経験に基づく解釈ができるようにしたのかな、ととりあえずは結論しましたが果たして…

 

(おおいし)

22.「秘密」 -feat.羽累&狐子

 我らがV.W.Pの1st ONE-MAN LIVE「現象」で初披露された系譜曲『秘密』の再登場です。幸祜さんの落ち着いた歌いだしから急変、演奏の治安が最高に悪くなり、ライトも二人を闇で包んだと思いきや、唐突に画面の背景が白いグリッチで覆われ、互いに背を向けて立つ二人のシルエットのみが浮かび上がります。

こ、この演出はまさか!?!?!?

 そう!同位体の狐子、羽累ふたたびの登場です!!!顔が!いい!!!同時に4人それぞれが鮮やかな残像を纏い、ステージ上の盛り上がりはクライマックスへ。同位体へと向き合う姿がそれぞれの思いを二者二様に体現しているようなこの光景は、同位体ネイティブと呼ぶべきかのような人類の新たなフェイズを感じさせます。

「まだまだ盛り上がっていきますよ!こっちの4人、盛り上がる準備できてます!」「画面の向こうのみんな、盛り上がる準備できてますか!」と観客へのこれ以上ない最高の煽りを入れる幸祜さん。ふだんでは考えられない少し早口で焦るような口調が、『秘密』の持つ後戻りのできない諦念や激情の詞を予感させます。その脇で満面の笑みで拳を上げる狐子ちゃんの姿が人間の機微に気付かない人外概念に見えてちょっと可笑しいシーンでもあります。

 同位体である羽累狐子で、魔女である春猿火幸祜を挟む形で並び立った4人が、ステージ上で互いの歌声をぶつけあい、響かせあっていきます。このシーンは曲の疾走感も相まって、神椿の音楽の進歩を象徴するようなこの光景に、僕らはとんでもない時代に生きているんだなということを実感します。

 そしてバンド隊への紹介ターンです。神椿のライブではいつからかストリングス隊やターンテーブルが入るようになり(どんなライブ???)、カットインやxR演出の併用でライブ中でも表現の自由度が高まる一方ですが、 基本的な構成にもかかわらずこれまで以上に曲を盛り上げる最高の演奏でした。

 4人のコーラスが互いの声を確かめるように響きあうの、本当にいいステージですよね。この後も「魔女×魔女」「同位体×魔女」「同位体×同位体」と立ち代わりデュエットを挟みながら激しさと切なさすらを携えて歌う様子に、同位体という新しい存在の誕生が生む新たな可能性への期待が膨らみます。

 一方で、聞こえてくる歌詞が命や誕生への妬み嫉みであるという、倒錯したステージでもあるのがこのライブの怖いところですよね。

 魔女の二人はソロパートでの姿から合流後は魔女特殊歌唱用形態「花魁鳥revolutions」へと変身し、V.W.Pである要素を強めています。いわば魔女とは異なる意味合いを伴ってステージに立っているわけですが、そこで歌われる系譜曲ではしばしば、魔女5人がそれぞれ普段掲げるテーマからはかけ離れたメッセージが取り上げられていることが見受けられます。

 『秘密』の場合もそれは同様で、歌詞には「フェイク」「フィクション」「ハリボテ」と自らを貶めながらも、それでもと自分を奮い立たせ、「もう秘密はいらない」と宣言する彼女たちの心情は計り知れないところがあり、さすがカンザキイオリだなと感じ入ります。

 ということで、普段こういった曲ばかりを歌い上げているV.W.Pに招かれた同位体たちはいったいステージ上ではどういった立ち位置となるのでしょうか。仮想世界と現実世界の狭間に生まれた魔女彼女達の歌声をもとに作成された同位体は、「ハリボテ」と自負するV.W.Pよりも「ハリボテ」として映ってしまう危うさをはらんでいるのです。こういった背景から、率直にステージ上の同位体に意味合いを持たせず、単なる舞台装置として見る方法もあります。しかしながら、ここで幸祜さんがステージ上にいる演者について「こっちの4人」と言ったのが思い出されます。すなわち、命を憎むV.W.Pも同位体のことを自らと同様の存在として共にこの歌を歌うことを認めているのです。

 思いがけないところから仲間を得たV.W.Pは今後のライブや楽曲でどのように展開していくのかますます読めなくなり、5人分と予定されていた同位体もようやく出そろったことで彼女たちを見る価値観は一層多様化していくことが予想されます。そんな未来が示唆される素晴らしいステージでした。

(つらら)

23.「定命」 -feat.羽累&狐子

定命(さだめ)

 秘密に続き幸祜、春猿火、狐子、羽累のカルテットpart2です。シンギュライブ1も視聴して(前回記事(ダイマ))いたので前回と同じ構成だと勝手に思いながら見ていたら秘密で突然4人(?)で歌いだしたのでびっくりしすぎて130dbくらいの声を出してしまい、反射した音波によって座っていたイスが吹き飛んで頭を打って緊急搬送された気がしました。そういうとこやぞ神椿!もっとやれ!
 秘密パートは書きたかったんですが、曲の担当決めの時につららさんに拳で負けてしまったので泣く泣く譲りました。まあ彼は実際に語彙力50万あると思っているので秘密パートを楽しみにしています。
 そういうわけで定命パートを書いていきます。どうでもいいですが、定命って初見で99%ていめいって読んじゃいません?じょうみょうなんて初見で読めるわけないやろ!でもこの曲の読みはさだめなので安心ですね(初見読めない詐欺なのは変わらない)。ところでさだめといえばもう12月ですが運命の進捗いかがですか?
 前置きが長くなってしまいましたが感想に入っていきます。まずは4人のモデルについてです。複数人で歌うときは花魁鳥(Revolutions)で登場するのが伝統芸能ですが、このモデルは全員の等身が近いのと顔立ちが少し幼くなるのが特長です。それぞれの個性を切り下げてまとまりを意識したデザインだと思っていましたが、今回偶然炎の演出の映り込みが幸祜さんの瞳に映ってめちゃくちゃかっこいい瞬間があったのでシェアします
  

大魔女koko

 炎をバックに片目が赤く光ってる幸祜さんめちゃくちゃかっこよくないですか?これは国を挙げて討伐隊が編成される、大災厄そのものとされる大魔女ですよきっと、知らんけど。
 次に音楽的同位体についてです。狐子は夜光を呼ぶパートで散々語ったので幸祜(here)では羽累について語ります。個人的には音楽的同位体の中で一番完成度が高いのが羽累なんじゃないかと思っています。というのも春猿火の高速ラップを違和感なく再現できているからです。もちろんそんな羽累もすごいのですが、学習データ元である春ちゃんの能力が高すぎるがためにそれを学習したAIも必然的に高い品質を誇るのかもしれません。筆者のような音楽ド素人の音声データを同じ機械学習モデルに通したところでここまでの閾には決して達しないことでしょう。春ちゃんの十八番であるラップをわざわざ同位体にも歌わせて、しっかり歌い上げてくれるところに挑戦を感じます。
 chatGPTやStable Diffusion、No.7など近年様々なAIモデルが世間を騒がせていますが、個人的には数秒で99点を出すのがAIで、時々101点を出すのが人間だと思っています。どちらがいい悪いという話ではなく、AIによって人間の生産性が上がったりセレンディピティ(偶然による発見や発明)が起こったり、まだ見ぬ新しい景色を見せてくれるという期待にとてもワクワクしています。
 『プロジェクトぴあの』という小説の中に、アイドルである"ぴあの"と彼女を模倣したAIが歌唱対決をするという一幕がありますが、彼女は自身の喉を極限まで痛めつけて歌うことで、死という概念を持ちえないAIが絶対にすることのできない芸当である「命を掛ける」という荒業に出ることで勝利を収めました。定命でも歌声や歌声は本人と同位体で歌声や歌い方が近しくても、曲の終わりに肩で息をしていたのは幸祜と春猿火だけでした。真に命を掛けたパフォーマンスを魅せるというのはいつまでも人間にしかできない芸当なのかもしれません。
 ちょっと尊大な話になってしまいましたが、テステスのところが一生好きだったり、V.W.Pの幻聴が聞こえたり(いつか現地でV.W.P!コールができるといいね)神椿のオタクとしても楽しいパートでした。お次は最後の曲にして新曲です。

(lain)

24.「逆絶」

 幸祜ス&春ちゃん「「逆絶」」←毎日聴いていたい。朝起きたときとか「よし大学いくか〜」ってときとか「バイトいくかめんどくさ〜」ってときとかご飯食べたときとか寝る前とか…そうした方が絶対いい。QOLを発散させられる。というか狐子と羽累の出番が終わったしMC入ると思ったのに急にこれ来てビックリした…これ多分漫画とかで書くなら「___逆絶」ってやつだよね、良すぎるから毎秒やって

 そんな幸福の塊の声から始まり、初披露となった逆絶ですが、寄り添い、憩いを与えるような古傷とは違って、今まさに動き出そうとするさまを描いていて、(メモには「我武者羅に挑戦をし続ける人の歌?」とありました。これもありそう?)このふたりの表現の幅を見せつけられたって感じですね…スゴイ…今セトリを見返したら「古傷→秘密→定命→逆絶」と来ていて、どんどん火力が上がっているのでそういうのも意図したんですかね…?

 上にも同じようなことを書いたんですが、逆絶はひたすらふたりの歌唱力で殴るような火力が大爆発した歌で、試しにツイッターで皆さんの反応を見てたら大体そんな(どんな?)反応をしていて「ウケる〜(わかる〜)」と思って見てました。

 せっかく新曲が出たのだから歌詞をメモしてどんな歌なのかちゃんと考えたいと思ったんですが、うまく歌詞を聞き取れませんでしたね…ただ、英語の「If there a spark in this soul, I will not give in ah」というところは何となく分かっていて、ここの「spark」は直訳すれば「火花、煌めき」で、逆絶が革命前夜を描いていると思えば何となくこの文がどんな意味かわかりますね。それは一旦置いといて、火花といえば(?)マズルフラッシュで、幸祜すの歌に「the last bullet」がありますよが、この2つって何か関連があるんですかね…(こういうのも逆絶がfeat幸祜なのかfeat春猿火なのかを考える手がかりになりそうですが、どうなんでしょう)

この映像天才。あまりにかっこいい
この振り返るところも好き、もう全部すき

 そしてラスサビ前で一旦互いに背を向けて歩いてからの振り返ってラスサビ歌い出すの本当にずるくないですか???ここめちゃくちゃ好きです。もうスクショを見返すだけでウーワァー↑↑↑ってなります。そしてここの振り付けもまた身振りが大きいのが…全力でこの歌唱力で殴ってくる歌を歌っているのが伝わってきて感動ものですね、はやくブルーレイ出て〜!!!!って気持ちとでもお財布が…って気持ちとがぶつかってます。多分前者が勝つけど。

 最後に、逆絶の歌唱が終わってmcか何かあるかな、と思ったらそのまま暗転してエンディングロールに行くって流れも完璧じゃないですか?完璧じゃありませんこと?完璧ですよね、私もそう思います。singularity2、ふたりの特長もあってか、かっこいい演出が多くて幸せでした。ありがとうございました。

個人的なココスキスクショ

(おおいし)

 

おわりに

・おおいし:ここまで読んでいただいてありがとうございました。なんとか(これまでと打って変わって)内容、量ともにまともな文章にできたでしょうか…

次はAlbemuthか想ですね、できる限りライブは見て感想も書きたいと思っていますので、次もよろしくお願いします。

・cytokine :はい、cytokineでした。Singularity2・ストロベリーライブに続いて花譜3rdアルバム狂想にAlbemuthに神椿FESに不可解参(想)と供給過多で私は嬉しい悲鳴を上げています。(財布も悲鳴を上げています)Singularity1・2は新たな同位体たちのお披露目も兼ねたライブだったと思うんですが、今後はどんな演出をやってくれるんでしょうか。残り8通りどんな組み合わせで来るのかも気になります。そういえばネ祜が紛れ込んでいたようなんですが、お気付きでしたか?

lain:朝7時にやっとブログを書き終わりました。アホです。

全員同位体が出そろってしまい、これからどのような展開がなされるのか非常に楽しみです。10人での共鳴が出るまで一生待っています。

ぼちぼち毎回ブログを読んでくださる方がいてとても嬉しいです。文章を書くのは大変だけど励みになっています。次は想かシンギュラ3かはたまた神椿FESかわかりませんがまた現地かインターネット空間でお会いしましょう!

・Fal:ここまで読んでいただき本当にありがとうございました.今回も怠惰を極めすぎて大した文章量じゃないのに最遅での完成となりました.アホです.

今回のライブもすごいクオリティで楽しかったです.次回はAlbemuthか来年3月付近にありそうな不可解参(想)でしょうか.いずれも必ず見ると思います.卒論と引っ越しと諸々が重なって地獄のように忙しいですがなんとか生き抜きましょう・・・うおおお

また,毎回ブログを読んで下さる方々の存在を認知していてとても嬉しいですし励みになっています.拙い文章ではありますが少しでも楽しんでいただけたのであれば,限界文章を生成した我々にとってそれ以上に嬉しいことはありません.いつも本当にありがとうございます.それではまたどこかでお会いしましょう.

・つらら:改めまして初のブログ参加、とてもいい体験となりました。ここまで読んでいただいた方、本当にありがとうございます。唐突なSF文脈の発生に驚かせてしまった方、本当にすみません。今後もこの調子でやっていく予定です。それでは。
P.S. 初めて編集ページにログインした際、僕の自己紹介欄に「湿ったチワワ」とだけ書かれていたのを発見しました。読者の皆さん、ここってどこぞやのマシュマロと繋がってるらしいですよ。