※本記事ではライブの内容を遠慮なく扱います。もしネタバレされたくない人は先に本編を見てくるべし(アーカイブは9/26(日)の23:59まで公開されてます!是非!)。
なお、ライブの翌日にあった振り返り配信の内容も合わせて取り上げています。
筆者と様々なきっかけについて(飛ばし読み推奨)
はじめに床に頭を全力で強打しておくが、私がMarprilの二人のことを意識して観測するようになったのはつい2週間前のことだ。それまでは存在自体は知っていてサブスク配信されている曲たちをひたすら聴いてはかっけぇ~~~~~~~~という感想をこぼすだけの一人だった。
しかし、昨今のご時世になってから筆者はダンスラッシュという音ゲーをきっかけにダンスに興味を持ち、完全未経験ではあるがダンスというものに触れ始めた。Shuffleにはじまり今はLiquid danceに手を出している始末だ。
ところでダンスを自身でやると気になるのが「歌ってる本人たちならあの曲をどう踊って表現するのか」ということ。とりわけMarprilは「ダンスミュージック」と共に「踊る」ということを全面に押し出しているアーティストだ。MVでも彼女らのキレキレでクールでハイクオリティなダンスは見ることができる。アイソレすっっっっっっっご
というわけでTLにMarprilが3rd Liveをやるという情報が流れてめちゃくちゃ興味をもった。生のダンスを見てみたいっっ。またMVが未解禁である最新のアルバムである「FROM STAIRS」の新曲たちをどう踊るのか。収録曲がもれなく自分好みでぶっ刺さったため非常に気になった。
そして何気なく呟いたツイートを本人らにスナイプされて見る決意を固め、配信チケット購入サイトへ飛んだ。現地参戦する経済力は持ち合わせていないので自宅で素直に視聴することに。
ライブ当日まで
自分語りが長くなったが、さて、ライブ参戦を決意したので用意をしなければならない。幸いなことにMarprilの曲は普段から一通り好んで聴いているため予習に時間はかからなかった。そしてある動画が目に留まる。
Love Meterを一緒に踊ろう!?!?ほんまか!?!?!?
なんとMarprilがライブで一緒にLove Meterのサビを踊りたいということで振付レクチャー動画が投下されていたのだ。これは嬉しすぎる。二人と一緒に踊れるというライブならではの激アツファンタスティックな演出だ。現地でも各配信環境でも盛り上がること間違いなしだろう。とりま踊るしかないべ。うきうきで予習をした。ハートを描いてメーター針を振り切ってぬいぐるみをぎゅーINGして部屋で一人PARTYしてフワリ無重力足をばたつかせた。楽しい!!!!!!!!!!!!!
また、Marpril Radioも聴いた。KMNSTATION #5を聴いていたため、Marprilの方でもKMNZがゲストとして降臨してラジオをすることが気になっていたし、何よりこの機会に歌以外の側面も知ることでより一層Marprilのことを知ろうと思った。
そこにあったのは曲からだけでは絶対に知ることができなかった、二人の和気あいあいとした楽しい掛け合いだった。立花の突拍子もないコメントに谷田が突っ込み、一緒にふわふわしているこの雰囲気にこちらもほんわかしてしまった。安心感、落ち着く。曲の時のかっこいいイメージが占めていたのでこのギャップに感動する自分がいた。ええな・・・この感覚・・・いつ味わっても良いものだ・・・
丁度推しなんしょの方で京V同メンバーがMarprilを取り上げたのでついでに読んで情報を補完した。泳げない。ふむ。
色々観測して私はMarprilのことが好きになった。ライブが楽しみで仕方なくなった。
ライブ当日
さて来たる9月の19日。開演は18:00。プレモルも用意して準備は万端だ。いざ。
スクリーンにドーンと現れる光り輝く「Marpril」のイカしたロゴ。来るぞ・・・
「谷田!」「立花!」「Marprilでーす!!」
初手は「クラウドブレイク」だった。初っ端から盛り上げるに相応しい曲だ。しかも早速「FROM STAIRS」からのチョイスである。間奏開始と同時にフラッシュしてマスクが装着され踊り出す。かあああああああああああああああああああああああああああああああああかっこよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおアイソレえっぐうううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう
1曲目ですでに心をがっつり掴まれた。
ー振り返り配信にて。ライブロゴを背後にポーズをキメている絵をピックアップ。Spectrumと振り付けが類似しているポイントがあることを指摘。振り付けを混同して間違えないかヒヤヒヤしてたらしい。「谷田めっちゃ頑張ってたんだよ~」
2曲目はなんと「ビッグルーム・フォンデュ」。個人的に最も気になっていた曲がもう!?俺はもう昇天するしかないのか??????間奏でのダンスを全力で見る。くぁぁ・・・かっこよ・・・ふえぇぇぇぁ・・・想像を遥かに超えてバチバチにクールなムーブが目に入り、ばっちりと失明した。
なお、Marprilは今回「FROM STAIRS」の5曲のうち4曲の振り付けを本人たちで考えたことが後のMCで明かされる。すごくね・・・????
ー振り返り配信にて。ビッグルーム・フォンデュの振り付けはK-POPから着想を得たという。後日の振り返り生放送にて立花がここ好きポイントとして振り付けの内容をアツく語っていた。「もはやここの場面だけでひとライブやっていいくらい」
そして3曲目は「シンフォニア」!!推し曲きたああああああああああああああああ 治安の悪い歌詞と曲調、そして谷田の高音(大事)はMarprilのカッコよさを強烈に印象づける。 うおおお立花がすごい気迫こもってるなぁって間奏でラップし始めたあああああああああああああああああ!?!?!!?!?!!?なんじゃこりゃああああああああ!?!?!?アーイッ(一瞬赤く染まるスクリーン)
もう当時の自分は何が起こったかわからず無抵抗でボコボコにされていた。めっちゃびっくりした。
ー振り返り配信にてラップ部分の歌詞のひと部分を説明。「どっちにしても感覚はSheep Distortion落ちたブレーカー」。おや?どこかで聞いたことある単語ばかりだな??二人もアーイッで照明が一瞬赤くなる演出はお気に入りらしい。
追記:エハラミオリさんのTwitterにて、ラップ部分の歌詞が公開されていた。
#Marpril pic.twitter.com/ZJFLeg65eh
— エハラミオリ (@eharamiori) 2021年9月21日
MCパートに入ったので休憩していたがすでに自分は瀕死だった。ビッグルーム・フォンデュとシンフォニアのコンボはずるいんよ・・・最初から飛ばしすぎなんよ・・・
ということで4曲目は「Throwback」。推しトラックメイカーさんのLADY'S ONLYさんが手掛けたかっこいい曲だ。特徴的なサウンドロゴを合図にマスクを装着した二人のイカしたダンスが見られる。アイソレがすげぇや・・・これを生で見られることをとても嬉しく思った。やっぱアイソレすげぇや・・・
ー振り返り配信にて。歌詞がデカデカと突き付けられた絵をピックアップ。「延長線上」の歌詞が真ん中にバーンと出た絵はかっこよかったなぁ。
来たる5曲は「Irony」!待ってましたああああああ!歌詞が色っぽくて好き!!!かっこいいながらもしっかり艶やかな女性らしさを印象付けてくれる!ダンスもポージングをベースに腰のアイソレを効かせまくっていて良い・・・
ー振り返り配信にて。思いっきしセクシーにやりましたと谷田。確かにめっちゃセクシーでした・・・!背中合わせでスイッチする振り付けがお気に入りらしい。
そして綺麗に溶接された繋ぎと共に6曲目は「City Hop」!!!これには現地でも大きな拍手が巻き起こっていた。自分も嗚咽を漏らした。輝く赤と青の宝石。MVでも見られた間奏でのキレッキレのダンス、背景の派手なエフェクト。こんなに見ていて気持ちのいいものはなかった・・・
ー振り返り配信にて。谷田の推しポイントとして開幕の2色の宝石がキラキラしている絵をピックアップ。溶接されてスムーズに始まったこの曲は今回のライブ一の拍手が巻き起こったことを明かす。City Hopが始まった途端にピョンピョン飛び跳ねる観客が後を絶たなかったという。宝石を触ろうとしている谷田はさながら能力者。
MCパート2へ。おや、話があると?
Marprilの夢の話。紆余曲折あって今があるということ。憧れた人がいるから今があるということ。バーチャルの身体ではできないことはまだ沢山あってもどかしいけれど、 「私たちが歌って踊って 皆さんも踊ってくれる」
「この空間の楽しさだけは だれにも負けたくないから」
「いつかもっと大きな舞台で 沢山の人にMarprilのライブが一番楽しいって言ってもらえるようになる」
「今このMarprilという形で憧れを目指していく いつか憧れた人のように 誰かの生きる希望になる」
「そんな電気羊の夢を一緒に見てください。」
二人の気持ちを確かにこの耳で聞き届けた。ちょっと湿っぽくなってしまったかもしれないけど改めて二人のこれからに注目していこうと強く決意した。
7曲目は「ブレーカーシティ」。なんとピアノアレンジからの入りだ。MCのあの流れからこれはエモい。心がゆさぶられる・・・そして間奏からは馴染みのあるいつものメロディへ。うお・・・これのダンス初めて見た・・・かっこよ・・・
ー振り返り配信にて。スクリーンの絡み合う赤と青の回路を演出した絵をピックアップ。ひもQ (この後VJ作者本人であるchaosgrooveさんに無事発見される)
また、開幕踊らず歌一本なのは初めてだったらしく、緊張したらしい。ここは本当エモかったなぁ・・・
8曲目は「ナミダ・アーカイブ」。これは普段のかっこいい雰囲気からは一転して歌詞のエモさを全面に押し出した曲だ。今までの流れも踏まえて一層歌詞が身に染みるしちゃんとスクリーンにも歌詞が浮かび上がってさながらMVのようだった・・・
ー振り返り配信にて。ミラーボールで光があちこちに反射している演出の絵をピックアップ。歌に合わせて照明を綺麗に動かしてくれた照明担当さんに感謝。MVさながらの歌詞と振り付けの動きのリンクにも言及していた。
そして9曲目は「キミエモーション」。新曲だ。うーーーーーーんとどめを刺しに来たなぁあああああああああ
歌詞の「Marpril」から始まる間奏と共にマスクを装着し踊る二人。俺ここいくらでも見ていられるわ・・・光のド派手な演出好き・・・アーカイブリピートしてこよ・・・
ー振り返り配信にて。立花が光に斬られた絵()をピックアップ。改めて派手な光線の演出に感嘆していた。ダンスパート時にマスク装着が今回は多かったことも言及。やっぱ小顔効果大事だよねー
10曲目は「Girly Cupid」!歌詞から曲調からPSYQUIさんっぽさ全開の最強の曲だ。VSinger界隈を観測していればどこかしらで聴く機会があるのでMarprilといえばこの曲という人も多いだろう。PSYQUIさんはいいぞ。「WA!」のコールを家で一人しながらかっこよくてかわいい二人のダンスを目に焼き付けた。「止められないの♡」がうーんたまらん
ー振り返り配信にて。残像の演出の絵をピックアップ。観客が力をこめて拳を上にあげてノっていたこと、そして次はみんなで「WA!」のコールをやりたいねと言っていた。
11曲目は「Spectrum」!これのダンスが見たかったんだあああああああ!!!!! やはり想像を超えてきた。音に乗っている・・・かっこ良すぎる・・・かっこいいという言葉くらいしか語彙がない自分をぶん殴りたい・・・
この後のMCパートにてどうやらキミエモーションと同じ振り付け考案者がSpectrumの振り付けを考えたとのこと。「FROM STAIRS」の曲たちで唯一本人たちが振り付けを考えていない曲と明かした。振り付けのここ好きポイントをアツく語りまくる二人。かわいい。
ー振り返り配信にて。背景が爆発している演出の時の絵や立花の推しポイントとしそのてアツく語った振りの時の絵をピックアップ。音ㇵメが最高に気持ちよいらしい。また、2つ目の間奏の時の振りがめっちゃ好きと谷田。音が強いのでヘドバンしている観客もいた模様。
気が付けば残りあと3曲らしい。アンコールも無いのでここで感想タイム。
ワンマンライブは実は1st以来であり、「やっぱライブって楽しいよぉ~今日流れた汗いい汗すぎて持って帰りたいよぉ~~」と立花は大きな感情を吐露した。まぷを見に来てくれてまぷの曲で一緒にまぷ一色になってくれる会場の一体感の良さを喜んでいた。「今回のライブは結構新しいことを色々やったし、その中で成長することができたライブだった。やっと現地で開催することができて皆さんに成長した姿を見せたいなと思っていた。」と谷田は述べた。今回のライブは曲たちのアレンジはもちろんのこと、「FROM STAIRS」の曲たちの振り付けを自分たちで考えたりしていた。
「今回のミニアルバムのタイトル「FROM STAIRS」(階段の途中)の通り、今回のライブでもまだやりきれなかったとこはあるが、それも成長の途中。今の全力をみんなに届けられたことはすごく嬉しいこと。これからも成長していくMarprilをこれからもみんなに見ていただけたら嬉しい気持ちであります(語尾)」身長2メートルっ!!
谷田・・・良い事言いますやん・・・
その後は「Love Meter」の振り付け復習タイム。ありがたい。会場のみんなが腕をふりふりぶんぶんしてる様子はなかなか素敵なものだ。1回間違えていいって立花が言った時はふふっってなったけどある意味ありがたいし抵抗を取り除いてくれるいいアドバイスだなと思った。
というわけで12曲目は「Love Meter」って旧衣装にチェンジしたあああああああ!?!?!?!?!?!?それはずるくないですかああああ!?!?!!?!?!?完全に不意打ちを喰らった。確かにこのかわいい曲には旧衣装のフレッシュなかわいさが似合うのかもしれない。背景のスクリーンで巻き起こっているハートの嵐を見ながらじんわりとそう思った。ところで会場組の振り付けが完璧で圧倒的一体感が生まれていた。あぁ素晴らしい・・・そうだよ・・・これがライブというものだよ・・・
ー振り返り配信にて。谷田の推しポイントにてLove Meterのサビを会場全体で踊っている場面をピックアップ。「みんな完璧だったー!!!!!」
乙女になって踊ってくださいと事前に言ったのもあってか、観客がちゃんと膝を曲げながら踊っている様子やぬいぐるみをぎゅーっとしている様子を二人で見ていてかわいいと感じた模様。
13曲目はなんと「Hacked Fruity Luv」!?!?!?マジで????完全に歌わないと思っていた。これはMonsterZ MATEのコーサカさんとの3人のコラボ曲。さすがにコラボ曲は無いだろうと思っていたが・・・見事に裏切ってきてくれた。二人だけでこの曲を歌うことはまた違った意味がこもってくる。
「私だって歌いたい!」「私だって踊りたい!」←ここすき
ー振り返り配信にて。案の定リスナーの予想外だという反応を見て喜んでいた。頭を抱えてる観客を観測し、してやったりという感情。「大好き」の部分で手を伸ばす観客を見て心から感動した谷田。二人ともラップをめっちゃ練習したらしい。スクリーンの果汁が飛び散ってる・・・美味しそう・・・
14曲目、すなわちトリは原点にして頂点、始まりの曲「sheep in the light」。
「これからも私たちMarprilから!」「視線はまだ逸らさないで!」
ライブタイトルからもこの曲は大事な場面で持ってくると予想はしていたがやはりラストの〆に登場。前半までは旧衣装で踊り、MVさながらの絵を想起させた。後半は新衣装にチェンジしてレッツダンス。Marprilの今までをまとめるかのような素晴らしい演出だった。
ー振り返り配信にて。本当は上記のセリフ「視線はまだ逸らさないで」を二人で合わせて言うつもりだったらしいが、息が続かなかくて言えなかったことを立花が謝罪した。「もうこの子(谷田)だけ!!!視線を逸らさないでください!!!」 「階段の途中」にいるといったように、旧衣装も新衣装も全てひっくるめて「行くぞっ!!!!」って気持ちをこめて歌ったと明かした。最後のフィニッシュの絵もピックアップ。背中合わせでキメている二人の背後には紫のネオンに輝く「Electric Sheep Club」のライブロゴ。かっこよ・・・
終わりに
長くつらづらと語りすぎたので端的に言うと超っっっっっっっっっっ楽しかった!!!Vの者のライブはこれまでも何度か参戦して目に焼き付けてきたが、自分の性格としてダンスミュージック調に富んだノリノリの雰囲気が大好きなのもあり、もはや心の底から一番楽しかったまであるかもしれない。また、他の存在の追随を許さない超絶クオリティのダンスは期待を遥かに上回る最高にかっこいいものだった。思わず椅子から立ち上がり、気が付けばリズムに合わせてTステップを一緒に踏んでいた。Love Meterでみんなで一体となって踊った時は昨今の事情でオンラインライブが当たり前になっていてすっかり忘れていたが、「ライブ現地参戦したあの時の五感全てを総動員してみんなで1つの色に染まっていた感覚」を思い出させてくれた。うあああこんなに現地いきたいと思ったライブはねぇよぉ~~~~~
マジで参戦してよかったしもうすっかり大好きになりました・・・ありがとうMarpril・・・いつか絶対現地参戦して一緒に踊りたいのでそれまで電気羊の夢を見ながら生き残ります・・・!
(記事執筆:Fal)